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企業経営理論・マーケティング難易度: 2025年度

中小企業診断士 過去問企業経営理論・マーケティング 第35問

問題

消費行動におけるさまざまな現象に関する記述として、最も適切なものはどれか。

選択肢

  1. 1顕示的消費には、SNS映えする料理の写真を投稿したり、動画で自分の趣味のよさを公開したりする行為や、裕福な家庭における親が子供に高級品を身に着けさせる行為が含まれる。
  2. 2現代の消費スタイルを包括的に記述する概念であるリキッド消費は、永続的で、所有ベースで、物質主義的な消費スタイルである。
  3. 3消費者情報処理の枠組みにおける快楽消費の評価基準には、感覚的な満足や空想、美的な楽しみ、感情的反応だけでなく、合理的判断や思考などの功利も含まれる。
  4. 4消費の文化的意味や消費経験のダイナミックな側面を解明する消費文化理論の研究では、参与観察、デプス・インタビューなどを用いた定性的アプローチがとられており、定量的アプローチはとられていない。

正解

1. 顕示的消費には、SNS映えする料理の写真を投稿したり、動画で自分の趣味のよさを公開したりする行為や、裕福な家庭における親が子供に高級品を身に着けさせる行為が含まれる。

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解説

アは顕示的消費(conspicuous consumption、ヴェブレン)に関する適切な記述で正しい。顕示的消費は他者に自分の地位や富を見せつけるための消費を指し、SNS投稿(自己呈示)や家族への高級品装着(家族の地位顕示)はその典型例。イのリキッド消費(バーディ=エクハルト)はバウマンの「リキッド・モダニティ」に基づく概念で、「一時的・アクセスベース・脱物質主義的」な消費スタイル(サブスク、シェアリング等)を指し、本問の説明(永続的・所有ベース・物質主義)はその対極にあるソリッド消費。ウの快楽消費(hedonic consumption、ハーシュマン=ホルブルック)は感覚・空想・感情的反応が評価基準であり、合理的判断・功利は「功利的消費(utilitarian consumption)」に分類され、快楽消費に含めない。エの消費文化理論(CCT)は主に定性的アプローチを採用するが、定量的アプローチも併用する研究は存在し「定量はとられていない」は過度な断定。(出典: 一般社団法人 中小企業診断協会 令和7年度 中小企業診断士1次試験 企業経営理論 第35問)

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