問題
酸棗仁湯に関する記述のうち、誤っているものはどれか。
選択肢
- 1体力中等度以下で、心身が疲れ、精神不安・不眠等があるものの不眠症、神経症に適すとされる。
- 2構成生薬としてカンゾウを含む。
- 31週間位服用しても症状の改善がみられないときは、いったん使用を中止して専門家に相談する。
- 4構成生薬としてマオウを含むため、心臓病の人は使用を避ける。
- 5カンゾウを含むため、大量に服用すると偽アルドステロン症を生じるおそれがある。
正解
4. 構成生薬としてマオウを含むため、心臓病の人は使用を避ける。
詳しい解説を見る解説を閉じる
解説
正解は「構成生薬としてマオウを含むため、心臓病の人は使用を避ける」とする記述(誤り)である。酸棗仁湯の構成生薬は酸棗仁・甘草(カンゾウ)・知母・茯苓・川芎であり、マオウは含まれていない。したがって「マオウを含むため心臓病の人は使用を避ける」とする記述が誤りで正答となる。マオウを含む代表的な漢方は葛根湯・麻黄湯・小青竜湯等であり、これらは交感神経刺激により心臓病・高血圧・甲状腺機能障害の人で注意を要する。他の肢は正しく、「体力中等度以下で心身が疲れ精神不安・不眠等があるものの不眠症・神経症に適す」とする記述は正しい。「構成生薬としてカンゾウを含む」とする記述は、カンゾウを含みグリチルリチン酸の過剰摂取による偽アルドステロン症に注意が必要で正しい。「1週間位服用しても改善がみられないときは使用を中止して専門家に相談する」とする記述は正しい。生薬の含有有無は頻出。手引き第3章。
一問一答
5章の全範囲を体系的に演習