問題
次のうち、胃の薬の制酸成分とテトラサイクリン系抗生物質の併用に関して正しいものはどれか。
選択肢
- 1制酸成分(マグネシウム・アルミニウム・カルシウム等の金属イオンを含む)はテトラサイクリン系抗生物質とキレートを形成し、その吸収を阻害する。
- 2制酸成分はテトラサイクリン系の効果を増強する。
- 3制酸成分とテトラサイクリン系の併用に問題はない。
- 4テトラサイクリン系のキレート形成は鉄剤と起こるが、制酸成分とは起こらない。
正解
1. 制酸成分(マグネシウム・アルミニウム・カルシウム等の金属イオンを含む)はテトラサイクリン系抗生物質とキレートを形成し、その吸収を阻害する。
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解説
正解は1。胃の薬に配合される制酸成分はマグネシウム・アルミニウム・カルシウムなどの金属イオンを含み、テトラサイクリン系抗生物質(ミノサイクリン・ドキシサイクリン等)と難溶性のキレート(複合体)を形成して、その消化管からの吸収を阻害する。このため両者の同時服用は避ける必要があり1が正しい。誤答肢では、2が逆で、キレート形成は効果を増強するのではなく吸収を低下させて効果を弱めるため誤り。3はこの相互作用により併用に問題があるため「問題はない」は誤り。4はテトラサイクリン系が鉄剤だけでなくマグネシウム・アルミニウム・カルシウム等の制酸成分とも同様にキレートを形成するため誤り。金属イオンとのキレート形成は鉄剤・ニューキノロン系抗菌薬・牛乳でも起こる点が頻出。手引き第3章。
一問一答
5章の全範囲を体系的に演習