問題
新技術・新市場開拓のための特別の支出¥1,000,000(経常費でない開発費)を当座預金で支払った。これを繰延資産として処理する場合の仕訳を示す。
選択肢
- 1(借) 開発費 1,000,000 / (貸) 当座預金 1,000,000
- 2(借) 研究開発費 1,000,000 / (貸) 当座預金 1,000,000
- 3(借) 創立費 1,000,000 / (貸) 当座預金 1,000,000
- 4(借) のれん 1,000,000 / (貸) 当座預金 1,000,000
正解
1. (借) 開発費 1,000,000 / (貸) 当座預金 1,000,000
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解説
開発費の仕訳は、開発費¥1,000,000を借方、当座預金¥1,000,000を貸方に計上する。ここでいう繰延資産としての開発費とは、新技術や新経営組織の採用、資源の開発、新市場の開拓などのために支出した費用で、経常費の性格を持たない特別の支出をいう。これらは効果が将来に及ぶと考えられるため、繰延資産として資産計上することが認められている。繰延資産とした場合は、支出のときから5年以内にわたり定額法その他の合理的な方法で償却する。本問では繰延資産として処理するため、開発費勘定の借方に¥1,000,000を計上する。きわめて重要な注意点として、研究開発費等に係る会計基準が定める研究開発費に該当するものは、繰延資産にはできず発生時に費用処理しなければならない。すなわち、研究開発の性格を持つ支出は研究開発費(費用)、それ以外の新市場開拓等の特別の支出は開発費(繰延資産にできる)と区別する。誤りやすいのは、両者を混同して研究開発費を繰延資産計上したり、開発費を一律に費用処理したりする点である。本問は経常費でない開発費との明示があるため繰延資産として処理する点を押さえる。
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