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社債難易度: 標準

日商簿記検定1級 仕訳問題社債 第242問

問題

額面総額¥4,000,000の社債(払込金額¥3,760,000、期間4年)の満期日が到来し、額面金額を当座預金から償還した。償却原価法による償却は当期分まで完了している。

選択肢

  1. 1(借) 社債 3,760,000 / (貸) 当座預金 3,760,000
  2. 2(借) 社債 4,000,000 / (貸) 当座預金 4,000,000
  3. 3(借) 社債 4,000,000, 社債償還損 240,000 / (貸) 当座預金 4,240,000
  4. 4(借) 社債 3,760,000, 社債利息 240,000 / (貸) 当座預金 4,000,000

正解

2. (借) 社債 4,000,000 / (貸) 当座預金 4,000,000

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解説

満期償還では額面金額をそのまま支払って社債を消滅させる。割引発行(払込金額¥3,760,000)であっても、発行から満期までに償却原価法で額面との差額¥240,000を配分し終えているため、満期時点の社債の帳簿価額は額面¥4,000,000まで増額されている。したがって社債¥4,000,000を借方で取り崩し、当座預金¥4,000,000を貸方とする仕訳となり、帳簿価額と支払額が一致するので償還損益は生じない。これは金融商品会計基準の償却原価法が、満期において帳簿価額が額面に一致するよう差額を計画的に配分する仕組みだからである。誤りやすいのは、当初の払込金額¥3,760,000で社債を消したり、差額¥240,000を社債利息として満期にまとめて計上したりする点で、その差額は各期にすでに配分済みである。満期償還と抽選償還はいずれも帳簿価額=額面で損益が出ないのに対し、途中で時価により買い入れる買入償還では償還損益が生じる点が大きな違いである。

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