簿記1級に戻る
社債難易度:

日商簿記検定1級 仕訳問題社債 第248問

問題

額面総額¥1,000,000の社債(払込金額¥960,000、期間5年、クーポン年利率2%、実効利子率3%、年1回利払い)について、利息法により第1期末の社債利息を計上し、同時にクーポン¥20,000を当座預金で支払った。

選択肢

  1. 1(借) 社債利息 28,800 / (貸) 当座預金 20,000, 社債 8,800
  2. 2(借) 社債利息 20,000 / (貸) 当座預金 20,000
  3. 3(借) 社債利息 28,800 / (貸) 当座預金 28,800
  4. 4(借) 社債利息 30,000 / (貸) 当座預金 20,000, 社債 10,000

正解

1. (借) 社債利息 28,800 / (貸) 当座預金 20,000, 社債 8,800

詳しい解説を見る

解説

利息法は償却原価法の原則的方法で、各期の利息費用を期首の帳簿価額に実効利子率を乗じて計算する。第1期の利息費用=帳簿価額×実効利子率=¥960,000×3%=¥28,800となり、これを社債利息(費用)として借方に計上する。実際に現金で支払うのはクーポン=額面¥1,000,000×2%=¥20,000なので当座預金¥20,000を貸方とし、利息費用との差額¥28,800−¥20,000=¥8,800を社債の帳簿価額に加算(貸方の社債)する。これにより割引発行の帳簿価額は満期に向けて額面へ近づいていく。利息法は実効利子率で各期に均一な利回りを認識できるため定額法より理論的に優れ、金融商品会計基準でも原則とされる。誤りやすいのは、利息費用をクーポンと同額の¥20,000としてしまう点や、実効利子率を額面に乗じてしまう点である。利率を乗じる対象はあくまで期首の帳簿価額であり、毎期その額が増えるため利息費用も少しずつ増加していく。

仕訳問題を解く

4分野の700問を学習

社債の関連問題

この調子で演習を続けよう

スキマ資格では簿記1級の全700問を分野別・難易度別に体系的に学習できます。商業簿記・会計学・工業簿記・原価計算の4分野を仕訳から体系的に押さえることが合格への王道です。