問題
額面総額¥4,000,000の社債を、払込金額¥100につき¥95で発行し、払込金は当座預金とした。社債の計上に関する仕訳として正しいものはどれか。
選択肢
- 1(借) 当座預金 3,800,000 / (貸) 社債 3,800,000
- 2(借) 当座預金 3,800,000 / (貸) 社債 4,000,000
- 3(借) 当座預金 4,000,000 / (貸) 社債 3,800,000, 社債発行差金 200,000
- 4(借) 社債 3,800,000 / (貸) 当座預金 3,800,000
正解
1. (借) 当座預金 3,800,000 / (貸) 社債 3,800,000
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解説
この社債は¥100につき¥95の割引発行であり、社債は手取りの払込金額で計上する。払込金額=¥4,000,000×95/100=¥3,800,000となるので、当座預金¥3,800,000の増加に対して社債¥3,800,000を貸方に計上する。額面¥4,000,000との差額¥200,000は実質的な利息の調整であり、金融商品会計基準の償却原価法に従って発行から満期までの各期に配分し、社債利息を増やしながら帳簿価額を額面まで増額していく。発行時点ではまだ償却を行わないため、この差額¥200,000は仕訳に登場しない。誤りやすいのは、額面¥4,000,000で社債を計上したうえで社債発行差金のような評価勘定を使う点である。現行基準では社債発行差金勘定は用いず、社債を直接に払込金額で計上する純額表示が採られている。社債は日商2級でも学習するが、割引発行の償却や利息法・買入償還といった応用は1級で深く問われる論点である。
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