問題
額面¥4,000,000の社債を期中に買入価額¥100につき¥96で当座預金により買入償還した。買入時点の当該部分の帳簿価額(償却原価)は¥3,920,000であった。
選択肢
- 1(借) 社債 3,840,000 / (貸) 当座預金 3,920,000
- 2(借) 社債 4,000,000 / (貸) 当座預金 3,840,000, 社債償還益 160,000
- 3(借) 社債 3,920,000 / (貸) 当座預金 3,840,000, 社債償還益 80,000
- 4(借) 社債 3,920,000, 社債償還損 80,000 / (貸) 当座預金 4,000,000
正解
3. (借) 社債 3,920,000 / (貸) 当座預金 3,840,000, 社債償還益 80,000
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解説
買入償還は社債を市場から時価で買い戻して消滅させる手続である。まず支払額となる買入価額を計算すると、額面¥4,000,000×¥96÷¥100=¥3,840,000となる。次に消去すべきは当該社債の帳簿価額(償却原価)¥3,920,000であり、これと支払額¥3,840,000との差額¥80,000が社債償還益として特別利益に計上される。帳簿価額より安く買い戻せたため利益が生じる、と理解するとよい。割引発行された社債は償却原価法により毎期帳簿価額が額面へ向けて増加していくが、買入時点ではまだ額面に達しておらず、本問では¥3,920,000となっている。誤りやすいのは、消去額を額面¥4,000,000としたり、買入価額の計算で率を取り違える点である。額面で消すのではなく必ず買入時の帳簿価額を消す点が重要で、満期償還との違いを意識したい1級の典型論点である。
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