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社債難易度:

日商簿記検定1級 仕訳問題社債 第257問

問題

額面総額¥1,000,000の社債(払込金額¥960,000、期間5年、実効利子率3%、年1回利払い)について、利息法による償却を第2期末に行う。第1期末の帳簿価額は¥968,800、第2期のクーポンは¥20,000で当座預金により支払った。

選択肢

  1. 1(借) 社債利息 29,064 / (貸) 当座預金 20,000, 社債 9,064
  2. 2(借) 社債利息 28,800 / (貸) 当座預金 20,000, 社債 8,800
  3. 3(借) 社債利息 20,000 / (貸) 当座預金 20,000
  4. 4(借) 社債利息 30,000 / (貸) 当座預金 20,000, 社債 10,000

正解

1. (借) 社債利息 29,064 / (貸) 当座預金 20,000, 社債 9,064

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解説

利息法は、各期の社債利息を期首の帳簿価額に実効利子率を乗じて算定する償却原価法の方法である。第2期の利息費用=期首帳簿価額¥968,800×実効利子率3%=¥29,064となり、これを社債利息(借方)に計上する。一方、実際に支払うクーポンは額面に約定利率を乗じた¥20,000で、これを当座預金(貸方)で支払う。利息費用が現金支払額を上回る差額¥9,064は、まだ支払っていない利息部分が社債の帳簿価額に上乗せされたものと考え、社債(貸方)¥9,064として加算する。これにより帳簿価額は¥977,864へ増加し、満期に向けて額面へ近づいていく。定額法が毎期均等額を償却するのに対し、利息法は帳簿価額の増加とともに償却額も増えていくのが特徴で、理論的に正しい方法として基準上は原則とされる。誤りやすいのは、実効利子率でなく約定利率を使って¥20,000のみを費用としたり、差額の加算先を取り違える点である。

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