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現金預金・金銭債権難易度: 標準

日商簿記検定1級 仕訳問題現金預金・金銭債権 第377問

問題

所有する受取手形¥500,000を取引銀行で割り引き、割引料¥8,000が差し引かれ、手取金が当座預金に入金された。手形売却損で処理する。割引の仕訳を行う。

選択肢

  1. 1(借) 当座預金 500,000 / (貸) 受取手形 492,000, 手形売却益 8,000
  2. 2(借) 当座預金 492,000 / (貸) 受取手形 492,000
  3. 3(借) 受取手形 500,000 / (貸) 当座預金 492,000, 手形売却損 8,000
  4. 4(借) 当座預金 492,000, 手形売却損 8,000 / (貸) 受取手形 500,000

正解

4. (借) 当座預金 492,000, 手形売却損 8,000 / (貸) 受取手形 500,000

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解説

結論として手形の割引では帳簿価額¥500,000を消去し、手取額¥492,000を当座預金、割引料¥8,000を手形売却損として処理し、(借)当座預金492,000・手形売却損8,000(貸)受取手形500,000とする。計算は、額面¥500,000から割引料¥8,000を差し引いた¥492,000が手取額となる。理論的に、手形の割引とは満期前の受取手形を銀行に裏書譲渡して資金化する取引で、満期までの利息に相当する割引料が額面から差し引かれる。この割引料は手形を満期前に現金化するためのコストであり、手形売却損として営業外費用に計上する。帳簿上は譲渡した受取手形を額面で全額消去し、手取額を当座預金、割引料を手形売却損とする。誤りやすい点は、割引料を支払利息で処理すること(手形の割引損は手形売却損で処理するのが現行の一般的な扱い)、また受取手形を手取額¥492,000で消去してしまうことである。消去するのは帳簿価額(額面)¥500,000であり、差額の¥8,000を売却損として損益に計上することで貸借が一致する。なお割引手形が不渡りとなった場合の遡求義務(保証債務)の論点も発展事項として押さえておくとよい。

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