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現金預金・金銭債権難易度: 標準

日商簿記検定1級 仕訳問題現金預金・金銭債権 第381問

問題

前期に貸倒れとして処理した売掛金¥70,000を当期に現金で回収した。償却債権取立益で処理する。回収の仕訳を行う。

選択肢

  1. 1(借) 現金 70,000 / (貸) 売掛金 70,000
  2. 2(借) 現金 70,000 / (貸) 償却債権取立益 70,000
  3. 3(借) 現金 70,000 / (貸) 貸倒引当金 70,000
  4. 4(借) 償却債権取立益 70,000 / (貸) 現金 70,000

正解

2. (借) 現金 70,000 / (貸) 償却債権取立益 70,000

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解説

結論として前期以前に貸倒処理した債権を回収した場合は、償却債権取立益(収益)として処理し、(借)現金70,000(貸)償却債権取立益70,000とする。理論的に、過年度に貸倒れとして処理し帳簿から消去した債権を、その後回収できた場合、その回収額は当期の収益となる。すでに前期以前に貸倒損失または貸倒引当金の取り崩しによって債権は消滅しているため、回収時に売掛金を復活させて消し込むのではなく、新たに償却債権取立益という収益を計上する。これは過年度に費用処理した損失が事後的に回収された利益を表す科目である。誤りやすい点は、回収時に売掛金を貸方計上してしまうこと(債権はすでに消去済みで存在しない)、また貸倒引当金を戻し入れてしまうことである。当期に発生し当期に貸倒処理した債権を同一期内に回収した場合は貸倒損失の取り消しとなりうるが、前期以前に償却した債権の当期回収は償却債権取立益で処理するのが原則である。営業外収益または特別利益として表示され、過去の損失の回収という性格を持つ。

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