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合併・連結難易度:

日商簿記検定1級 仕訳問題合併・連結 第411問

問題

当社はH社を吸収合併した。H社の諸資産(時価)¥2,000,000、諸負債(時価)¥800,000で、対価として交付した当社株式の時価総額は¥1,400,000である。増加資本のうち¥1,000,000を資本金、残額を資本準備金とする。合併の仕訳として正しいものを選びなさい。

選択肢

  1. 1(借) 諸資産 2,000,000, のれん 200,000 / (貸) 諸負債 800,000, 資本金 1,400,000
  2. 2(借) 諸資産 2,000,000 / (貸) 諸負債 800,000, 資本金 1,000,000, 資本準備金 200,000
  3. 3(借) 諸資産 2,000,000, のれん 200,000 / (貸) 諸負債 800,000, 資本金 1,000,000, 資本準備金 400,000
  4. 4(借) 諸資産 2,000,000, のれん 200,000 / (貸) 諸負債 800,000, 資本金 1,000,000, 利益準備金 400,000

正解

3. (借) 諸資産 2,000,000, のれん 200,000 / (貸) 諸負債 800,000, 資本金 1,000,000, 資本準備金 400,000

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解説

パーチェス法で受入資産・負債を時価評価し、取得原価との差額をのれんとして処理し、さらに増加資本の内訳を会社の決定に従って配分する。受入純資産(時価)=諸資産2,000,000−諸負債800,000=1,200,000を算定し、取得原価は交付株式の時価総額1,400,000である。取得原価1,400,000が受入純資産1,200,000を上回るため、その差額1,400,000−1,200,000=200,000がのれんとなる。次に増加資本1,400,000の内訳は、資本金1,000,000、残額1,400,000−1,000,000=400,000を資本準備金とする。したがって仕訳は借方に諸資産2,000,000・のれん200,000、貸方に諸負債800,000・資本金1,000,000・資本準備金400,000となる。誤りやすいのは、残額を利益準備金とする点(利益準備金は払込資本ではないため不可)や、のれんの計算と増加資本の内訳計算を混同する点である。のれんは取得原価と純資産の差、増加資本内訳は取得原価そのものの配分という二段階を切り分けて考えることが重要である。

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