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合併・連結難易度: 標準

日商簿記検定1級 仕訳問題合併・連結 第412問

問題

吸収合併によりI社を取得した。受け入れた諸資産(時価)¥600,000・諸負債(時価)¥250,000、取得原価(交付株式の時価・全額資本金)¥350,000であった。この合併でのれん・負ののれんのいずれも生じない理由として、合併の仕訳の貸借が一致する正しい仕訳を選びなさい。

選択肢

  1. 1(借) 諸資産 600,000, のれん 0 / (貸) 諸負債 250,000, 資本金 350,000
  2. 2(借) 諸資産 600,000, のれん 50,000 / (貸) 諸負債 250,000, 資本金 350,000
  3. 3(借) 諸資産 600,000 / (貸) 諸負債 250,000, 資本金 300,000
  4. 4(借) 諸資産 600,000 / (貸) 諸負債 250,000, 資本金 350,000

正解

4. (借) 諸資産 600,000 / (貸) 諸負債 250,000, 資本金 350,000

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解説

パーチェス法では取得原価と受入純資産(時価)が一致する場合、のれんも負ののれんも生じない。受入純資産(時価)=諸資産600,000−諸負債250,000=350,000であり、取得原価は交付株式の時価総額350,000で、両者が完全に一致する。差額がゼロであるため、のれん勘定は仕訳に一切登場しない。仕訳は借方に諸資産600,000、貸方に諸負債250,000・資本金350,000(全額資本金)となり貸借が一致する。理論的には、取得原価が受入純資産を上回ればのれん、下回れば負ののれん、等しければいずれも生じないという関係であり、本問は最後のケースに該当する。誤りやすいのは、のれん0という勘定をわざわざ仕訳に書いてしまう点で、金額ゼロの勘定科目は記帳しない。また資本金を300,000のように誤って減らすと貸借が一致しなくなる。差額がゼロのときはのれん・負ののれんとも計上不要という結論を端的に押さえておきたい。

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