問題
日光太郎杉事件で裁判所が用いた裁量審査の手法は何か。
選択肢
- 1判断過程審査
- 2社会観念審査
- 3比較衡量
- 4目的効果基準
正解
1. 判断過程審査
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解説
日光太郎杉事件(東京高判昭和48年7月13日)は、土地収用法に基づく事業認定の適法性が争われた事案において、行政庁が本来最も重視すべき事項(かけがえのない自然・景観の価値)を不当に軽視し、本来考慮すべきでない事項を考慮し、過大に評価すべきでない事項を過重に評価した場合には、裁量判断の方法・過程に過誤があるものとして違法になるとした。これが「判断過程審査」の代表例である。社会観念審査は判断の結論が著しく妥当性を欠くか否かを審査する手法(マクリーン事件等)であり本件の手法ではない。比較衡量や目的効果基準は主として憲法の違憲審査で用いられる枠組みである。判断過程審査はその後、小田急高架訴訟本案判決(最判平成18年11月2日)等にも受け継がれており、裁量統制の精緻化の流れとして行政書士試験で頻出である。
一問一答
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