問題
取消訴訟における原告の訴えの利益が失われる典型例は何か。
選択肢
- 1処分の効力が期間経過により消滅した場合
- 2被告が同意した場合
- 3法律が改正された場合
- 4原告が転居した場合
正解
1. 処分の効力が期間経過により消滅した場合
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解説
取消訴訟の訴えの利益(狭義)は、処分の効力が期間の経過などにより消滅すれば原則として失われる。判例は、運転免許停止処分について停止期間が経過し、さらに無違反・無処分で1年を経過して前歴としての法的効果も消滅した事案で、訴えの利益を否定した(最判昭和55年11月25日)。ただし行政事件訴訟法9条1項かっこ書により、処分の効果が消滅した後でも「処分の取消しによって回復すべき法律上の利益」があれば訴えの利益は認められ、免職処分を争う公務員が給与請求権のために訴えの利益を維持する例などがある。被告の同意・法律の改正・原告の転居は、いずれも訴えの利益を当然に消滅させる事由ではない。原則と例外をセットで押さえることが頻出ポイントである。
一問一答
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