問題
177条の「第三者」に当たらないとされる者は誰か。
選択肢
- 1背信的悪意者
- 2善意者
- 3無権利者
- 4包括承継人
正解
1. 背信的悪意者
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解説
判例(最判昭和43年8月2日)は、物権変動があった事実を知り、かつその登記の欠缺を主張することが信義に反すると認められる事情がある者(背信的悪意者)は、民法177条の「第三者」に当たらないとする。したがって背信的悪意者に対しては登記がなくても物権変動を対抗できる。単なる悪意者は自由競争の範囲内として「第三者」に含まれる点との区別が重要である。「善意者」は登記の欠缺を主張する正当な利益を有する典型的な第三者であり誤り。無権利者や当事者の包括承継人(相続人)もそもそも第三者に当たらないが、本問が問う「信義則を理由に排除される者」は背信的悪意者である。背信的悪意者からの転得者は、転得者自身が背信的悪意者でない限り保護されるとする判例(最判平成8年10月29日)も頻出である。
一問一答
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