問題
法令の形式に関する次の記述のうち、妥当なものはどれか。
選択肢
- 1皇室典範は、皇室会議が定める規則であるが、憲法の授権により、皇位の継承や摂政など、本来は法律で定めるべき事項を規定することができる。
- 2衆参各議院の規則は、会議その他の手続及び内部の規律に関する事項を広く規定しており、本会議における議事や議決の定足数、議事を非公開にするための要件などの議事に関する重要事項も、専ら各議院の規則が定めている。
- 3憲法は、内閣が定める政令についてのみ、法律の委任を条件に罰則を設けることを認めているので、各省大臣が定める省令については、法律の委任によって罰則を設けることはできない。
- 4最高裁判所は、訴訟に関する手続、弁護士、裁判所の内部規律及び司法事務処理に関する事項について規則を定める権限を有するが、下級裁判所に関する規則を定める権限を、下級裁判所に委任することができる。
- 5会計検査院は、憲法上独立性が保障された機関であることから内部組織に関する自律権が認められており、その組織・権限は専ら会計検査院自身が定める規則によって規定される。
正解
4. 最高裁判所は、訴訟に関する手続、弁護士、裁判所の内部規律及び司法事務処理に関する事項について規則を定める権限を有するが、下級裁判所に関する規則を定める権限を、下級裁判所に委任することができる。
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解説
正解は4。最高裁判所は訴訟手続・弁護士・裁判所内部規律・司法事務処理に関する規則制定権を持ち(憲法77条1項)、下級裁判所に関する規則を定める権限を下級裁判所に委任できる(同条3項)。よって4が妥当。1は皇室典範が「法律」である点で誤り。2は議事の定足数や会議公開原則が憲法(56条・57条)で直接定められている点で誤り。3は省令にも法律の委任により罰則を設けうる(内閣法・国家行政組織法12条3項参照)点で誤り。(出典: 令和7年度 行政書士試験 問題7)
一問一答
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