行政書士トップに戻る
法令等難易度: 標準2026年度

行政書士 予想問題法令等 第3問

問題

信教の自由と政教分離に関する次の記述のうち、最高裁判所の判例の趣旨に照らし、妥当でないものはどれか。

選択肢

  1. 1政教分離原則の判断基準として目的効果基準が用いられる。
  2. 2津地鎮祭事件では、地鎮祭は世俗的行事であり合憲とされた。
  3. 3愛媛玉串料事件では、県の玉串料支出は違憲とされた。
  4. 4空知太神社事件では、市有地の無償提供は合憲とされた。
  5. 5信教の自由は内心の自由として絶対的に保障されるが、外部的行為は制約されうる。

正解

4. 空知太神社事件では、市有地の無償提供は合憲とされた。

詳しい解説を見る

解説

空知太神社事件(最大判平22.1.20)は、市が神社施設の敷地として市有地を無償で提供していた行為について、信教の自由の確保という制度の根本目的との関係で相当とされる限度を超え、憲法89条の禁止する公の財産の利用提供および20条1項後段の宗教団体に対する特権の付与に当たり違憲と判断した。「合憲とされた」とする肢4が妥当でない。なお同判決は目的効果基準を用いず、行為の経緯や態様等を踏まえた総合判断によった点にも特徴がある。他の肢は妥当である。津地鎮祭事件(最大判昭52.7.13)は、目的効果基準を採用し、市主催の地鎮祭は慣習化した社会的儀礼であり、その目的は世俗的、効果も宗教を援助・助長・促進するものではないとして合憲とした。愛媛玉串料事件(最大判平9.4.2)は、県が靖国神社等に玉串料等を公金から支出した行為を同基準により違憲とした。信教の自由のうち内心における信仰の自由は絶対的に保障されるが、宗教的行為の自由は公共の安全等のため制約されうる。判例の合憲・違憲の結論の組合せは頻出である。

一問一答

全600問を繰り返し学習

法令等の関連問題

この調子で演習を続けよう

スキマ資格では行政書士の全1165問を分野別・難易度別に体系的に学習できます。行政書士は憲法・民法・行政法・商法/会社法・基礎法学・一般知識の6分野からバランスよく出題されます。