問題
【事例(前問の続き)】Iさんは「どうせ自分は何もできない」と意欲が低下しているが、上肢の力は残っており、手すりを使えば座位の保持や移乗の一部を自分で行える可能性がある。──Iさんの意欲を高め、自立を支える介護福祉職の関わりとして、最も適切なものを1つ選びなさい。
選択肢
- 1危険なので、できることもすべて介護職が代わりに行う
- 2残っている力でできたことを一緒に確認し、成功体験を積めるよう少しずつ自分で行う場面をつくる
- 3「何もできない」という本人の言葉どおり、何も働きかけずそっとしておく
- 4本人の気持ちは考えず、リハビリを無理に強要する
- 5意欲がないのは本人の性格の問題なので、関わりを変える必要はない
正解
2. 残っている力でできたことを一緒に確認し、成功体験を積めるよう少しずつ自分で行う場面をつくる
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解説
「どうせ何もできない」という発言の背景には、思うように動けないことによる自信や意欲の低下がある。残存能力(上肢の力など)を活かし、手すりの活用や環境の工夫によって「自分でできた」という成功体験を少しずつ積み重ねられるよう関わることが、自己効力感と意欲の回復、自立の支援につながる。何でも代行することは「できない」という思いを強め、無理な強要は意欲をさらに損なう。本人の思いを受け止めつつ、できることに着目して前向きな関わりを続けることが、利用者本位のケアといえる。
一問一答
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