問題
【事例(前問の続き)】Lさんは「またトイレに自分で行けるようになりたい」と希望している。介護福祉職はこの希望を踏まえて介護過程を展開しようとしている。──問3:このときのアセスメントの視点として、最も適切なものを1つ選びなさい。
選択肢
- 1本人の希望は実現が難しいので、はじめから計画に含めない
- 2Lさんの残存機能や意欲、住環境、必要な介助の程度などを多面的に把握し、本人の希望に沿った課題を整理する
- 3右片麻痺があるという情報だけで、トイレ自立は不可能と判断する
- 4本人の希望よりも、介護職が立てやすい目標を優先して決める
- 5アセスメントは省略し、すぐに介護職の経験だけで支援を始める
正解
2. Lさんの残存機能や意欲、住環境、必要な介助の程度などを多面的に把握し、本人の希望に沿った課題を整理する
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解説
介護過程のアセスメントでは、利用者の希望を出発点に、その実現に向けて多面的に情報を集め分析することが重要である。Lさんの「自分でトイレに行きたい」という思いを尊重し、現在の麻痺の程度や立位・移乗の能力、意欲、自宅トイレまでの動線や手すりなどの住環境、必要な介助や福祉用具の有無などを総合的に把握して、達成に向けた課題と段階的な目標を整理する。「実現が難しいから含めない」「片麻痺だから不可能」と決めつけるのは本人主体・自立支援に反し、可能性を狭める。介護職の都合で目標を決めたり、アセスメントを省いて経験だけで支援を始めたりするのは、根拠に基づく個別性のある介護という介護過程の趣旨に反する。
一問一答
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