問題
次の事例を読んで、問いに答えなさい。【事例】Mさん(68歳、女性)は5年前に若年性のレビー小体型認知症と診断された。歩行が不安定で小刻みになり、ときどき「部屋の隅に小さな子どもが見える」と話す。日によって、はっきりしている時と、ぼんやりして反応が鈍い時の差が大きい。──問1:Mさんの症状に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。
選択肢
- 1実際にはいないものが見える「幻視」や、認知機能の変動はレビー小体型認知症に特徴的である
- 2歩行が小刻みになるのは、認知症とは無関係の単なる加齢である
- 3「子どもが見える」という訴えは作り話なので、強く否定すべきである
- 4レビー小体型認知症では、記憶障害以外の症状は現れない
- 5反応のよい時と悪い時の差は、本人のやる気の問題である
正解
1. 実際にはいないものが見える「幻視」や、認知機能の変動はレビー小体型認知症に特徴的である
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解説
レビー小体型認知症は、実際にはいないものがありありと見える「幻視」(とくに人や小動物・子どもなど)、注意や覚醒レベルが時間帯や日によって大きく変わる「認知機能の変動」、パーキンソン症状(小刻みで不安定な歩行・動作の遅さ・筋のこわばり)、レム睡眠行動障害などを特徴とする。Mさんの幻視や調子の変動、小刻み歩行はこれらに合致する。歩行障害はパーキンソン症状であり単なる加齢ではない。幻視は本人には本当に見えているため、頭ごなしに否定すると不安や混乱を招くので、訴えを受け止めて安心を図る。記憶障害だけでなく多様な症状が現れ、調子の波は本人のやる気の問題ではなく疾患による変動である。
一問一答
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