問題
業務執行的意思決定における差額原価収益分析で、意思決定に用いるべき原価概念として最も適切なものはどれか。
選択肢
- 1すでに支出済みで回収不能な埋没原価
- 2製品に配賦された全部原価に基づく総原価
- 3各代替案の間で金額が変化する未来原価である差額原価(関連原価)
- 4過去の実際発生額を集計した歴史的原価
正解
3. 各代替案の間で金額が変化する未来原価である差額原価(関連原価)
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解説
差額原価収益分析では、代替案の選択によって金額が変化する未来の原価、すなわち差額原価(関連原価)と、それに対応する差額収益を比較して意思決定を行う。したがって代替案間で差が生じる未来原価を用いるとする内容が正しい。埋没原価(サンクコスト)はすでに支出済みで、いずれの案を選んでも回収できないため意思決定には無関連であり、これを用いるとする内容は誤りである。全部原価に基づく総原価には固定費など各案で変化しない共通原価が含まれ、意思決定を歪めるため不適切であり、この内容も誤りである。歴史的原価(過去原価)はそれ自体が埋没原価であり将来の選択に影響しないため、これを基準とする内容も誤りである。管理会計上、意思決定に関連するのは「差額があるか」「未来のものか」という二要件を満たす原価であり、差額原価概念が中核となる。
一問一答
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