問題
ROI(投下資本利益率)法による業績評価が抱える「部分最適化(次善行動)」の問題を説明した記述として最も適切なものはどれか。
選択肢
- 1事業部の規模が大きいほどROIが自動的に高くなり比較できない
- 2資本コストを下回る不利な投資案でも、事業部長が積極的に採用してしまう
- 3営業利益が同じでも投下資本が異なれば残余利益が変わらない
- 4資本コストを上回る有利な投資案でも、事業部の現在の平均ROIを下回るために事業部長が採用を見送ることがある
正解
4. 資本コストを上回る有利な投資案でも、事業部の現在の平均ROIを下回るために事業部長が採用を見送ることがある
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解説
ROI法の部分最適化問題とは、全社的には資本コストを上回る有利な投資案であっても、その投資案のROIが事業部の現在の平均ROIより低い場合、採用すると事業部平均ROIが低下するため、ROIで評価される事業部長が採用を見送ってしまう現象である。よって資本コストを上回るのに採用を見送るとする内容が正しい。資本コストを下回る不利な投資案を積極採用してしまうとする内容は逆の現象で、ROI法の問題の説明として誤りである。事業部規模とROIが自動連動するという内容はROIが比率であることを無視しており誤りである。営業利益が同じでも投下資本が異なれば残余利益は資本コスト額の相違により変わるため、変わらないとする内容は誤りである。この部分最適化を克服するため、資本コストを上回る限り投資を促進する残余利益(RI)やEVAが用いられる。
一問一答
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