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監査論難易度:

公認会計士 一問一答監査論 第59問

問題

監査における「重要性の基準値(財務諸表全体に対する重要性)」に関する記述として、最も適切なものはどれか。

選択肢

  1. 1合理的な利用者が財務諸表に基づいて行う経済的意思決定に影響を与えると見込まれる虚偽表示の金額を判断する際の基準となる金額である
  2. 2監査人が発見したすべての虚偽表示をそれ以下であれば無視してよい絶対的な免責金額である
  3. 3被監査会社の経営者が任意に定める社内基準であり、監査人はこれに拘束される
  4. 4監査報酬の算定基礎として用いられる金額であり、虚偽表示の評価とは無関係である

正解

1. 合理的な利用者が財務諸表に基づいて行う経済的意思決定に影響を与えると見込まれる虚偽表示の金額を判断する際の基準となる金額である

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解説

監査基準委員会報告書320によれば、重要性の基準値とは、財務諸表全体に対して監査人が設定する重要性であり、合理的な利用者が財務諸表に基づいて行う経済的意思決定に影響を与えると合理的に見込まれる虚偽表示の金額を判断するための基準となる金額である。監査計画の策定及び未修正の虚偽表示の影響の評価に用いられる。重要性の基準値以下であっても、質的側面(法令違反の兆候や不正の兆候など)により重要と判断される虚偽表示もあるため、「それ以下であれば無視してよい絶対的な免責金額」とするのは誤りである。重要性は監査人が職業的専門家としての判断で決定するものであり、「経営者が任意に定める社内基準で監査人が拘束される」ものではない。重要性の基準値は虚偽表示の重要性の評価に直接用いられるものであって、「監査報酬の算定基礎で虚偽表示の評価とは無関係」とするのも誤りである。

一問一答

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