問題
重要な虚偽表示リスクの評価と発見リスクの関係について、監査リスクを一定水準に維持する前提での記述として、最も適切なものはどれか。
選択肢
- 1重要な虚偽表示リスクを低く評価した場合、発見リスクも必ず低く設定しなければならない
- 2重要な虚偽表示リスクと発見リスクはともに高低が同方向に変化する正の相関関係にある
- 3重要な虚偽表示リスクを低く評価した場合には、許容可能な発見リスクを相対的に高く設定でき、監査手続を相対的に軽減できる
- 4重要な虚偽表示リスクの評価結果は監査計画に反映されず、発見リスクは経営者が決定する
正解
3. 重要な虚偽表示リスクを低く評価した場合には、許容可能な発見リスクを相対的に高く設定でき、監査手続を相対的に軽減できる
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解説
監査基準委員会報告書200及び330によれば、監査リスクを目標水準に保つとき、重要な虚偽表示リスクと発見リスクは反比例(負の相関)の関係にある。重要な虚偽表示リスクを低く評価できる場合には、許容可能な発見リスクを相対的に高く設定でき、その結果、実証手続の範囲を相対的に軽減し、実施時期を期中に前倒しするなどの効率化が可能となる。したがって「重要な虚偽表示リスクを低く評価した場合に発見リスクも必ず低く設定しなければならない」は反比例関係に反し誤りである。両者は逆方向に動く関係であるから、「高低が同方向に変化する正の相関関係」も誤りである。重要な虚偽表示リスクの評価は監査計画の中核として発見リスクの設定と監査手続に直接反映されるものであり、また発見リスクは監査人が設定するものであるから、「評価結果は監査計画に反映されず発見リスクは経営者が決定する」も誤りである。
一問一答
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