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監査論難易度:

公認会計士 一問一答監査論 第77問

問題

リスク・アプローチに基づく監査における「リスク評価手続」の意義に関する記述として、最も適切なものはどれか。

選択肢

  1. 1リスク評価手続とは、財務諸表項目の金額の正確性を直接立証するために実施する実証手続のことである
  2. 2企業及び企業環境並びに適用される財務報告の枠組みを理解し、重要な虚偽表示リスクを識別・評価するために実施する手続である
  3. 3リスク評価手続とは、内部統制の運用状況の有効性のみを確かめる運用評価手続と同義である
  4. 4リスク評価手続は監査意見の形成後に、監査調書の整理のために実施する手続である

正解

2. 企業及び企業環境並びに適用される財務報告の枠組みを理解し、重要な虚偽表示リスクを識別・評価するために実施する手続である

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解説

監査基準委員会報告書315によれば、リスク評価手続とは、企業及び企業環境、適用される財務報告の枠組み並びに企業の内部統制システムを理解し、財務諸表全体レベル及びアサーションレベルの重要な虚偽表示リスクを識別・評価するために実施する監査手続をいう。具体的には経営者等への質問、分析的手続、観察及び記録や文書の閲覧などが含まれる。リスク評価手続はリスクを識別・評価するための手続であって、項目の金額を直接立証する実証手続そのものではないから、「金額の正確性を直接立証するための実証手続」は誤りである。運用評価手続は識別・評価したリスクに対応するリスク対応手続の一つであり、リスク評価手続とは目的も位置づけも異なるから、「運用評価手続と同義」は誤りである。リスク評価手続は監査の初期段階で計画とリスク評価のために実施するものであるから、「監査意見の形成後に調書整理のために実施する」は時期・目的とも誤りである。

一問一答

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