問題
内部統制の「固有の限界」に関する記述として、最も適切なものはどれか。
選択肢
- 1内部統制が適切に整備・運用されても、判断の誤りや複数の担当者の共謀、経営者による無効化などにより目的を常に完全には達成できないという限界がある
- 2内部統制を適切に整備・運用すれば、あらゆる虚偽表示や不正を完全に防止・発見できる
- 3内部統制の固有の限界とは、内部統制の構築に多額の費用がかかることのみを意味する
- 4内部統制の固有の限界は経営者の交代によって完全に解消される
正解
1. 内部統制が適切に整備・運用されても、判断の誤りや複数の担当者の共謀、経営者による無効化などにより目的を常に完全には達成できないという限界がある
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解説
内部統制の基本的枠組みによれば、内部統制には固有の限界があり、適切に整備・運用されても、その目的を常に完全に達成できるとは限らない。固有の限界には、判断の誤りや不注意による誤り、複数の者の共謀による統制の回避、当初想定していなかった業務や取引への対応の困難さ、費用と便益の比較衡量による制約、そして経営者による内部統制の無効化などが含まれる。したがって内部統制がいかに適切でも、「あらゆる虚偽表示や不正を完全に防止・発見できる」とするのは固有の限界の存在を否定するもので誤りである。固有の限界は費用の問題に尽きるものではなく共謀や経営者による無効化なども含むから、「構築に多額の費用がかかることのみを意味する」は限界の一面のみを述べており誤りである。固有の限界は内部統制の本質に由来するものであり、「経営者の交代によって完全に解消される」ものではない。
一問一答
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