公認会計士に戻る
管理会計論難易度: 2025年度

公認会計士 過去問管理会計論 第242問

問題

当工場では原料aから製品XとYを製造しており,実際原価計算制度を実施している。原料aは第1工程の始点で投入され,第1工程の終点にて中間製品XとYおよび副産物Zに分離される。そして,中間製品Xは第2工程で,中間製品Yは第3工程で追加加工され,製品X,製品Yとして販売される。また,副産物Zは追加加工されることなく,そのまま外部に販売される。次の〔資料〕に基づき,製品Yの売上総利益として正しいものの番号を一つ選びなさい。なお,計算過程で端数が生じる場合,計算途中では四捨五入せず,最終数値の千円未満を四捨五入すること。 〔資料〕 1.当月の生産データ
区分数量
製品X1,200千kg
製品Y600千kg
副産物Z100千kg
(注)月初と月末に仕掛品と製品の在庫はなかった。また,仕損や減損は生じなかった。 2.当月の実際原価データ ⑴ 原料費と第1工程加工費の合計額 247,000千円 ⑵ 分離点後の加工費 第2工程 175,000千円 第3工程 80,000千円 3.連産品に関するデータ ⑴ 連産品の価額は,正常市価を基準として定めた等価係数に基づき,連結原価をあん分して計算する。 ⑵ 各製品の販売単価(実際販売単価は見積もりのとおりであった。) 製品X 420円/kg 製品Y 280円/kg ⑶ 分離点後の見積加工費 第2工程 184,000千円 第3工程 88,000千円 4.副産物に関するデータ ⑴ 副産物の見積販売単価は80円/kg,見積販売費は1,000千円である。 ⑵ 副産物は軽微なものとみなすことはできない。

選択肢

  1. 128,000千円
  2. 232,000千円
  3. 338,600千円
  4. 440,200千円
  5. 540,000千円

正解

5. 40,000千円

詳しい解説を見る

解説

正解は「40,000千円」。①副産物Zの評価額=見積販売価額100千kg×80円=8,000千円-見積販売費1,000千円=7,000千円。副産物は軽微ではないため、この評価額を主産物の連結原価から控除する。連結原価=247,000-7,000=240,000千円。②正常市価基準の等価係数:各製品の分離点における見積正常市価=最終販売価額-分離点後の見積加工費。製品X=1,200千kg×420円-184,000=320,000千円、製品Y=600千kg×280円-88,000=80,000千円。連結原価を320,000:80,000で按分し、製品Yへの配賦額=240,000×80,000/400,000=48,000千円。③製品Yの製造原価=連結原価配賦額48,000+第3工程の実際加工費80,000=128,000千円。売上高=600千kg×280円=168,000千円。売上総利益=168,000-128,000=40,000千円。(出典: 令和7年公認会計士試験 第Ⅱ回短答式試験 管理会計論 問題6)

一問一答

5科目1,000問を科目別に学習

管理会計論の関連問題

この調子で演習を続けよう

スキマ資格では会計士の全1690問を分野別・難易度別に体系的に学習できます。公認会計士試験は財務会計論・管理会計論・監査論・企業法の短答式科目に租税法を加えた体系で構成されます。受験資格は不要で、簿記や税理士学習からのステップアップにも向いています。