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財務会計論難易度: 2025年度

公認会計士 過去問財務会計論 第283問

問題

「収益認識に関する会計基準」に関する次の記述のうち,正しいものの組合せとして最も適切な番号を一つ選びなさい。 ア.「企業が顧客との契約における義務の履行を完了した時点で顧客が便益を享受すること」または「企業が顧客との契約における義務を履行することにより,資産が生じるまたは資産の価値が増加し,当該資産が生じるまたは当該資産の価値が増加するにつれて,顧客が当該資産を支配すること」のいずれかの要件を満たす場合,一定の期間にわたり履行義務を充足するものとみなし,収益を認識する。 イ.取引価格とは,財またはサービスの顧客への移転と交換に企業が権利を得ると見込む対価の額(ただし,第三者のために回収する額を除く。)をいう。取引価格を算定する際には,財またはサービスが契約に従って顧客に移転され,契約の取消,更新または変更はないものと仮定する。 ウ.それぞれの履行義務に対する取引価格の配分は,財またはサービスの顧客への移転と交換に企業が権利を得ると見込む対価の額を描写するように行う。したがって,契約において識別したそれぞれの履行義務に取引価格を配分する場合,顧客へ移転される財またはサービスの原価の比率に基づき取引価格を配分する。 エ.顧客から対価を受け取る前または対価を受け取る期限が到来する前に,財またはサービスを顧客に移転した場合は,収益を認識し,契約資産または顧客との契約から生じた債権を貸借対照表に計上する。一方,財またはサービスを顧客に移転する前に顧客から対価を受け取る場合,顧客から対価を受け取った時または対価を受け取る期限が到来した時のいずれか早い時点で,顧客から受け取る対価について契約負債を貸借対照表に計上する。

選択肢

  1. 1アイ
  2. 2アウ
  3. 3アエ
  4. 4イウ
  5. 5イエ
  6. 6ウエ

正解

5. イエ

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解説

正解は「イエ」(正しいものの組合せ)。ア=誤り。一定の期間にわたり充足される履行義務の要件は、①企業が履行するにつれて顧客が便益を享受すること、②企業の履行により資産が生じる又は増価し顧客がその資産を支配すること、③企業の履行により他に転用できない資産が生じ、かつ履行完了部分について対価を収受する強制力のある権利を有すること、のいずれかを満たすことである。本肢は①の内容が「履行を完了した時点で」となっている点及び③を欠く点で誤り。イ=正しい。取引価格の定義及びその算定における仮定(契約どおりに移転され、取消・更新・変更はないものとする)のとおりである。ウ=誤り。取引価格は独立販売価格の比率に基づいて履行義務に配分するのであり、原価の比率によるのではない。エ=正しい。対価の受取前に財・サービスを移転した場合は収益を認識して契約資産又は債権を計上し、移転前に対価を受け取った場合等は契約負債を計上する。(出典: 令和7年公認会計士試験 第Ⅱ回短答式試験 財務会計論 問題13)

一問一答

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