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財務会計論難易度: 2025年度

公認会計士 過去問財務会計論 第290問

問題

次の〔資料〕に基づき,当期に減損損失を認識するかどうかの判定に際して見積もられる資産グループAの割引前将来キャッシュ・フローの総額として正しいものの番号を一つ選びなさい。計算結果に端数が生じる場合,千円未満を四捨五入すること。 〔資料〕 1.当社は,資産グループAを保有しており,これに減損の兆候が観察された。 2.資産グループAは,資産A1およびA2から構成され,そのうち主要資産は資産A1である。資産A1の経済的残存使用年数は25年であり,資産A2の経済的残存使用年数は10年である。ただし,資産A2は現在の価値を維持するために10年経過時点で取替更新を予定しており,取替更新後には,A1とA2は同じ経済的残存使用年数(15年)となる。 3.資産グループAの今後10年間の割引前将来キャッシュ・フローの合計金額は1,150,000千円(115,000千円×10年間)と見積もられる。また,これに加えて,資産A2の取替更新時において処分収入額5,000千円と再取得支出額250,000千円が見込まれている。11年目以降の割引前将来キャッシュ・フローは,11~20年の10年間の各年はそれぞれ75,000千円,21~25年の5年間の各年はそれぞれ40,000千円と見積もられる。なお,25年経過時点の正味売却価額は20,000千円と見込まれている。 4.当社が用いる割引率は年率5%(税引前)で一定であり,その現価係数および年金現価係数は次のとおりである。必要な範囲で使用すること。
係数5年10年20年25年
現価係数0.78350.61390.37690.2953
年金現価係数4.32957.721712.462214.0939

選択肢

  1. 11, 133, 778 千円
  2. 21, 482, 128 千円
  3. 31, 517, 116 千円
  4. 41, 655, 000 千円
  5. 51, 843, 850 千円
  6. 61, 875, 000 千円

正解

5. 1, 843, 850 千円

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解説

正解は「1,843,850千円」。減損損失の認識の判定に用いる割引前将来キャッシュ・フローは、主要な資産(A1)の経済的残存使用年数(25年)が20年を超える場合、20年目までのキャッシュ・フローに20年経過時点の正味売却価額(回収可能価額)を加えて見積もる。①1〜10年目:115,000×10年=1,150,000千円。②10年経過時点のA2の取替更新:処分収入5,000千円と、現在の価値を維持するための再取得支出250,000千円(差引△245,000千円)を含める。③11〜20年目:75,000×10年=750,000千円。④20年経過時点の正味売却価額:21〜25年目のキャッシュ・フロー40,000千円×5年と25年経過時点の正味売却価額20,000千円を、20年目時点の価値に割り引いた額=40,000×4.3295(5年の年金現価係数)+20,000×0.7835(5年の現価係数)=173,180+15,670=188,850千円。合計=1,150,000+5,000-250,000+750,000+188,850=1,843,850千円。(出典: 令和7年公認会計士試験 第Ⅱ回短答式試験 財務会計論 問題20)

一問一答

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