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財務会計論難易度: 2025年度

公認会計士 過去問財務会計論 第240問

問題

固定資産に関する次の記述のうち,正しいものの組合せとして最も適切な番号を一つ選びなさい。 ア.自社の営業のために使用する目的で固定資産を自家建設した場合,建設に要する借入金の利子で稼働前の期間に属するものについては,当該固定資産の取得原価に含めることができる。 イ.企業が現物出資で固定資産を受け入れる場合,信頼性の高い固定資産の公正な評価額を得るのは困難であるため,当該資産の取得原価は対価として用いた自社の株式の公正な評価額で算定されなければならない。 ウ.固定資産を自家建設した場合,同等の資産を購入するよりも安価になる場合と高価になる場合が存在する。購入した場合の購入価額が明らかで,自家建設による原価との差額が存在する場合でも,当該差額を完成した年度の損益とすることはできない。 エ.有形固定資産を購入すると支出が発生するので,新たに取得された有形固定資産の取得原価は,キャッシュ・フロー計算書の「投資活動によるキャッシュ・フロー」の区分における「有形固定資産の取得による支出」の金額と一致する。

選択肢

  1. 1アイ
  2. 2アウ
  3. 3アエ
  4. 4イウ
  5. 5イエ
  6. 6ウエ

正解

2. アウ

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解説

正解は「アウ」(正しいものの組合せ)。ア=正しい。自家建設の固定資産について、建設に要する借入資本の利子で稼働前の期間に属するものは、これを取得原価に算入することができる(連続意見書第三)。イ=誤り。現物出資として受け入れた固定資産の取得原価は出資者に対して交付された株式の発行価額をもって算定するとされているが、それは受入資産の公正な評価額の算定が困難だからという理由によるものではなく、企業結合における取得の場合には受入資産の時価が用いられるなど、常に交付株式の評価額によらなければならないわけでもない。ウ=正しい。自家建設した固定資産の取得原価は適正な原価計算基準に従って計算した製造原価であり、同等の資産の購入価額との差額を損益とすることはできない。エ=誤り。有形固定資産の取得原価は、未払や割賦購入等があるため、キャッシュ・フロー計算書の「有形固定資産の取得による支出」の金額と必ずしも一致しない。(出典: 令和8年公認会計士試験 第Ⅰ回短答式試験 財務会計論 問題5)

一問一答

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