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財務会計論難易度: 2025年度

公認会計士 過去問財務会計論 第249問

問題

連結財務諸表の作成に関する以下の記述のうち,正しいものの組合せとして最も適切なものの番号を一つ選びなさい。 ア.親会社の子会社に対する投資とこれに対応する子会社の資本は相殺消去するが,親会社による支配獲得が複数の株式取得により達成された場合,投資の額は,株式取得日ごとの時価の合計ではなく,支配獲得日の時価となる。また,資本の額は,子会社の個別貸借対照表上の純資産の部における株主資本および評価・換算差額等と評価差額からなる。 イ.連結子会社の時価発行増資において,親会社の引受割合が従来の持分比率と異なり,発行価格が従来の 1 株当たり純資産額と異なる場合には,親会社の払込額と増資による持分増減額との間に差額が生じるが,当該差額は,親会社の払込資本ではなく,連結上の払込資本を構成しないため,増資時の損益として処理される。 ウ.連結財務諸表の作成に当たっては,連結会社相互間の債権と債務は,相殺消去されなければならないが,連結会社相互間の取引に関する前払費用,未収収益,前受収益,および未払費用については相殺消去の対象に含まれない。また,連結会社が発行した社債で一時所有のものは,相殺消去の対象としないことができる。 エ.純損益計算の区分の表示方法は,連結損益及び包括利益計算書(1計算書方式)の場合は,当期純利益の直後に,親会社株主に帰属する当期純利益および非支配株主に帰属する当期純利益を付記する。一方,連結損益計算書(2 計算書方式)の場合は,当期純利益に,非支配株主に帰属する当期純利益を加減して,親会社株主に帰属する当期純利益を表示する。

選択肢

  1. 1アイ
  2. 2アウ
  3. 3アエ
  4. 4イウ
  5. 5イエ
  6. 6ウエ

正解

3. アエ

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解説

正解は「アエ」(正しいものの組合せ)。ア=正しい。支配獲得が複数回の株式取得により達成された場合(段階取得)、連結上の投資額は支配獲得日の時価とし、相殺消去の対象となる子会社の資本は株主資本、評価・換算差額等及び評価差額からなる。イ=誤り。子会社の時価発行増資により親会社の持分が変動した場合の差額は、支配継続中の親会社持分の変動として資本剰余金として処理する。損益としては処理しない。ウ=誤り。前払費用・未収収益・前受収益・未払費用も連結会社相互間の債権債務として相殺消去の対象となる。連結会社が発行した社債で一時所有のものを相殺消去の対象としないことができる点は正しい。エ=正しい。1計算書方式では当期純利益の直後に親会社株主に帰属する当期純利益と非支配株主に帰属する当期純利益を付記し、2計算書方式では当期純利益に非支配株主に帰属する当期純利益を加減して親会社株主に帰属する当期純利益を表示する。(出典: 令和8年公認会計士試験 第Ⅰ回短答式試験 財務会計論 問題14)

一問一答

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