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監査論難易度: 2026年度

公認会計士 過去問監査論 第201問

問題

財務諸表監査に関する次の記述のうち,正しいものの組合せとして最も適切な番号を一つ選びなさい。 ア.財務諸表監査の総括的な目的には,発見事項に従って,財務諸表について監査意見を表明するとともに,監査基準報告書により要求される経営者及び監査役等とのコミュニケーションを行うことも含まれる。 イ.監査人が,過去の口頭,書面又は電磁的記録による監査証拠によって,被監査会社の経営者のみならず監査役等が誠実である又は信頼できると判断した場合,職業的懐疑心を保持する必要性は軽減される。 ウ.上級経営者が関与する不正又は共謀を伴う不正や,関連当事者との関係及び関連当事者との取引の実在性と網羅性に関しては,監査の固有の限界が監査人による重要な虚偽表示の発見に重要な影響を与える場合がある。監査の固有の限界の影響を軽減するための監査手続を実施しても重要な虚偽表示が発見できないリスクは存在する。 エ.監査リスクを許容可能な水準に抑え,意見表明の基礎となる十分かつ適切な監査証拠を入手したかどうかは,職業的専門家としての判断に含まれる。必要な監査証拠の量は,虚偽表示リスクの程度や監査証拠の質によって影響を受ける。しかし,監査証拠の質が高い場合でも,必要な監査証拠の量が少なくなることはない。

選択肢

  1. 1アイ
  2. 2アウ
  3. 3アエ
  4. 4イウ
  5. 5イエ
  6. 6ウエ

正解

2. アウ

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解説

正解は「アウ」(正しいものの組合せ)。ア=正しい。監査人の総括的な目的には、①財務諸表に全体として重要な虚偽表示がないことについて合理的な保証を得て意見を表明できるようにすることに加え、②発見事項に従って財務諸表に対して監査意見を表明し、監査基準報告書により要求される経営者及び監査役等とのコミュニケーションを行うことが含まれる(監基報200)。イ=誤り。監査人は、過去の経験から経営者や監査役等が誠実で信頼できると判断している場合であっても、職業的懐疑心を保持しなければならず、その必要性は軽減されない(監基報200)。ウ=正しい。上級経営者が関与する不正や共謀を伴う不正、関連当事者との関係・取引の実在性と網羅性については、監査の固有の限界が重要な虚偽表示の発見に重要な影響を与える場合があり、監査手続を実施しても重要な虚偽表示を発見できないリスクは存在する。エ=誤り。必要な監査証拠の量は虚偽表示リスクの程度(高いほど多くの証拠が必要)と監査証拠の質(質が高いほど必要な量は少なくて済むことがある)に影響を受ける。「質が高い場合でも量が少なくなることはない」とする点が誤りである(なお、逆に量を多く入手しても質の低さを補完できるとは限らない)。(出典: 令和8年公認会計士試験 第Ⅱ回短答式試験 監査論 問題1)

一問一答

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