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監査論難易度: 2026年度

公認会計士 過去問監査論 第202問

問題

リスク・アプローチに関する次の記述のうち,正しいものの組合せとして最も適切な番号を一つ選びなさい。 ア.重要な虚偽表示リスクは,定量的又は定性的に評価される。いずれの評価においても,重要な虚偽表示リスクは,正確に測定できるものではなく,職業的専門家の判断に係る事項である。 イ.監査リスクには,財務諸表監査に関連して発生する訴訟,風評といった監査人の事業上のリスクも含まれる。一方で,財務諸表に重要な虚偽表示がない場合に,監査人が,重要な虚偽表示があるという意見を表明するリスクは含まれない。 ウ.妥協のない率直な監査チーム内の討議は,継続監査においても重要な虚偽表示リスクの識別と評価の改善につながるため,監査チーム内の討議に全てのメンバーが参加しなければならない。 エ.監査の固有の限界のため,重要な虚偽表示が発見されないというリスクは回避できない。また,不正又は誤謬による財務諸表の重要な虚偽表示が事後的に発見されたとしても,一般に公正妥当と認められる監査の基準に準拠して,監査が実施されなかったことを示すものではない。

選択肢

  1. 1アイ
  2. 2アウ
  3. 3アエ
  4. 4イウ
  5. 5イエ
  6. 6ウエ

正解

3. アエ

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解説

正解は「アエ」(正しいものの組合せ)。ア=正しい。重要な虚偽表示リスクは定量的・定性的に評価されるが、いずれにしても正確に測定できるものではなく、職業的専門家としての判断に係る事項である(監基報200参照)。イ=誤り。監査リスクとは、財務諸表に重要な虚偽表示があるにもかかわらず監査人が不適切な意見を表明するリスクをいい、訴訟や風評といった監査人の事業上のリスクは含まれない。前段が誤りである(なお、重要な虚偽表示がない場合に「ある」という意見を表明するリスクが監査リスクの定義に含まれないとする後段は正しい)。ウ=誤り。監査チーム内の討議には監査責任者を含む主要なメンバーが参加すれば足り、全てのメンバーの参加までは要求されていない(監基報315)。エ=正しい。監査の固有の限界のため重要な虚偽表示が発見されないリスクは回避できず、事後的に重要な虚偽表示が発見されたこと自体は、一般に公正妥当と認められる監査の基準に準拠した監査が実施されなかったことを示すものではない(監基報200)。(出典: 令和8年公認会計士試験 第Ⅱ回短答式試験 監査論 問題2)

一問一答

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