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監査論難易度: 2026年度

公認会計士 過去問監査論 第214問

問題

監査上の重要性に関する次の記述のうち,正しいものの組合せとして最も適切な番号を一つ選びなさい。 ア.手続実施上の重要性は,合算リスクを適切な水準に抑えるために,監査上の重要性の基準値より低い金額として設定されるが,これは複数設定される場合がある。 イ.監査人が監査計画の策定時に決定する重要性の基準値は,質的要素と量的要素の両面を考慮することにより,重要な虚偽表示を適切に把握することが可能なように,全ての未修正の虚偽表示が,個別に又は集計しても重要性がないと評価できる金額として設定しなければならない。 ウ.監査上の重要性の基準値を高く設定した場合は,低く設定した場合よりも,財務諸表全体において重要であると判断する虚偽表示の金額が高くなるため,手続実施上の重要性の金額は低くなる。 エ.被監査会社の業績が,重要性の基準値を当初決定する際に使用した年度の業績予測から大幅に乖離する可能性が高まった場合には,重要性の基準値を改訂しなければならない。また,特定の取引種類,勘定残高又は注記事項に対する重要性の基準値を設定している場合にも同様の検討が必要である。

選択肢

  1. 1アイ
  2. 2アウ
  3. 3アエ
  4. 4イウ
  5. 5イエ
  6. 6ウエ

正解

3. アエ

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解説

正解は「アエ」(正しいものの組合せ)。ア=正しい。手続実施上の重要性は、未修正・未発見の虚偽表示の合計(合算リスク)が重要性の基準値を上回る可能性を適切な低い水準に抑えるために基準値より低い金額として設定され、複数の金額が設定されることもある(監基報320)。イ=誤り。重要性の基準値は財務諸表全体において重要であると判断する虚偽表示の金額であり、「全ての未修正の虚偽表示が個別に又は集計しても重要性がないと評価できる金額」として設定するものではない。ウ=誤り。前段(基準値を高く設定すれば重要と判断する虚偽表示の金額が高くなる)は正しいが、手続実施上の重要性は基準値を基礎に設定されるため、基準値が高ければ手続実施上の重要性も通常高くなる。「低くなる」は誤り。エ=正しい。基準値の決定に使用した業績予測から実績が大幅に乖離する可能性が高まった場合には重要性の基準値を改訂する必要があり、特定の取引種類・勘定残高・注記事項に対する重要性の基準値を設定している場合も同様の検討が必要である(監基報320)。(出典: 令和8年公認会計士試験 第Ⅱ回短答式試験 監査論 問題14)

一問一答

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