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財務会計論難易度: 2026年度

公認会計士 過去問財務会計論 第219問

問題

当社の金銭債権に関する次の〔資料〕に基づき,X4年度(X4年4月1日~X5年3月31日)末における貸倒引当金の合計金額として正しいものの番号を一つ選びなさい。なお,計算過程に端数が生じる場合,千円未満をその都度四捨五入すること。 〔資料〕 1.一般債権である営業債権の期末残高と過去3年間の貸倒れの発生状況(単位:千円)
区分X1年度X2年度X3年度X4年度
債権期末残高45,00038,00048,00052,000
貸倒損失9451,5961,584
⑴ 債権の平均回収期間は3か月である。 ⑵ 貸倒実績率は前期末債権残高に対する次の1年間の貸倒損失発生の割合とする。 ⑶ 当期に適用する貸倒実績率は,毎年の貸倒実績率の3年平均とし,X4年度の基準年度はX1年度,X2年度及びX3年度とする。 2.A社に対する貸付金 ⑴ X4年4月1日に,約定利子率は年5%,利息の支払いは年1回3月末日の後払い,元金はX10年3月31日に一括返済の条件で10,000千円の貸付を行った。 ⑵ X5年3月31日にA社より契約どおりの利息を受領したが,その際,経営状況の悪化から貸付金に係る条件緩和の申し出があり,当社は,同日,翌期より約定利子率を年3%に引き下げることに合意した。その他の条件に変更はなく,改定された条件で貸付金の元利を回収できる見込みである。 ⑶ X4年度の決算において,この貸付金を「貸倒懸念債権」と判定し,キャッシュ・フロー見積法により貸倒見積高を算定することにした。 ⑷ 計算に当たっては,次の利子率r%,n年の現価係数を用いること。
r\n1年2年3年4年5年6年
3%0.97090.94260.91510.88850.86260.8375
5%0.95240.90700.86380.82270.78350.7462

選択肢

  1. 11, 637 千円
  2. 21, 664 千円
  3. 32, 503 千円
  4. 42, 530 千円
  5. 52, 582 千円
  6. 62, 664 千円

正解

4. 2, 530 千円

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解説

正解は「2,530千円」。①一般債権(貸倒実績率法):各年度の貸倒実績率=翌1年間の貸倒損失÷前期末債権残高より、X1年度末基準=945÷45,000=2.1%、X2年度末基準=1,596÷38,000=4.2%、X3年度末基準=1,584÷48,000=3.3%。3年平均=(2.1%+4.2%+3.3%)÷3=3.2%。X4年度末残高52,000×3.2%=1,664千円。②貸倒懸念債権(キャッシュ・フロー見積法):条件緩和後の将来キャッシュ・フロー(利息10,000×3%=300千円×5回、元本10,000千円は5年後)を「当初の約定利子率」5%で割り引く。現在価値=300×0.9524+300×0.9070+300×0.8638+300×0.8227+300×0.7835+10,000×0.7835=286+272+259+247+235+7,835=9,134千円。貸倒見積高=10,000−9,134=866千円。合計=1,664+866=2,530千円。(出典: 令和8年公認会計士試験 第Ⅱ回短答式試験 財務会計論 問題19)

一問一答

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