問題
資産除去債務を割引価値により算定する際に用いる割引率に関する説明として正しいものはどれか。
選択肢
- 1当該企業の加重平均資本コスト(WACC)を用いる
- 2当該企業の実際の借入利率にリスクプレミアムを上乗せした利率を用いる
- 3無リスクの税引前の利率(貨幣の時間価値を反映した利率)を用いる
- 4将来キャッシュフローの見積りに含めた物価上昇率を用いる
正解
3. 無リスクの税引前の利率(貨幣の時間価値を反映した利率)を用いる
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解説
資産除去債務の算定に用いる割引率は、無リスクの税引前の利率(貨幣の時間価値を反映した利率)を用いる。将来の除去費用の見積りに信用リスク等を織り込まないこととの整合性から、割引率にも信用リスクを反映させず、国債の利回り等の無リスクの利率を用いる点が特徴である。「加重平均資本コスト(WACC)を用いる」のは事業投資の評価等で用いられる概念であり、資産除去債務の割引率の定めとは異なる。「実際の借入利率にリスクプレミアムを上乗せした利率を用いる」のは、無リスクの利率を用いるという基準の定めに反し、信用リスクを二重に反映してしまうおそれがある。「見積りに含めた物価上昇率を用いる」のは割引率と物価上昇率を混同したものであり、割引率は貨幣の時間価値を反映する利率である。したがって無リスクの税引前の利率が正しい。
一問一答
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