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財務会計論難易度: 標準

公認会計士 一問一答財務会計論 第166問

問題

P社は原価8,000の商品をS社(P社が100%所有)に10,000で販売し、S社は当期末にこの商品を全部保有している。この取引に係る連結上の未実現利益の処理として正しいものはどれか。

選択肢

  1. 1未実現利益2,000を消去し、その全額を非支配株主に負担させる
  2. 2商品の販売価額10,000を未実現利益として消去する
  3. 3当該利益はすでに実現しているため、消去は不要である
  4. 4未実現利益2,000を全額消去し、ダウンストリーム取引であるため全額を親会社の持分に負担させる

正解

4. 未実現利益2,000を全額消去し、ダウンストリーム取引であるため全額を親会社の持分に負担させる

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解説

親会社から子会社への販売(ダウンストリーム)で生じた期末棚卸資産に含まれる未実現利益は、企業集団外部への販売により実現していないため連結上消去する。売価10,000と原価8,000の差額2,000が未実現利益であり、これを全額消去する。ダウンストリームでは利益を計上したのが親会社であるため、消去による負担も全額親会社に帰属する。したがって「2,000を全額消去し全額親会社が負担する」が正しい。「全額を非支配株主に負担させる」は誤りで、非支配株主への配分はアップストリームの場合の取扱いである。「販売価額10,000を消去する」は消去すべきが利益部分のみである点を誤っている。「実現済みで消去不要」も誤りで、商品が企業集団内に残る限り利益は未実現である。

一問一答

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