問題
同じ設計図と同じ規格で生産している製品について、A工場では不適合品がほとんど出ないのに、B工場では同じ項目の不適合が多発している。この状況の解釈と、B工場がまず取り組むべきこととして最も適切なものはどれか。
選択肢
- 1ねらいの品質に差があることが原因なので、B工場向けに規格値をゆるめて不適合を減らす
- 2ねらいの品質は共通でできばえの品質に差があるので、B工場の工程条件や作業のばらつきを層別して調べ、工程を改善する
- 3できばえの品質は設計段階で決まるものなので、両工場に共通の設計を全面的に作り直す
- 4不適合の多さは検査のやり方の問題なので、B工場では検査の判定基準をA工場よりゆるめる
正解
2. ねらいの品質は共通でできばえの品質に差があるので、B工場の工程条件や作業のばらつきを層別して調べ、工程を改善する
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解説
両工場は同じ設計図と同じ規格で生産しているため、目標として定めたねらいの品質(設計品質)は共通です。それにもかかわらず不適合の発生に差が出ているということは、設計どおりに作れているかを表すできばえの品質(製造品質・適合品質)に差があることを意味します。したがってB工場では、設備の条件、材料ロット、作業方法、測定などの工程側の要因を層別して調べ、ばらつきの原因を取り除く工程改善に取り組むのが適切です。規格値をゆるめる対応は、顧客要求にもとづいて定めたねらいの品質を根拠なく下げるもので、問題の先送りにすぎません。できばえの品質が設計で決まるとして共通設計を作り直す説明は、同じ設計でA工場が良品を作れている事実と矛盾します。検査基準をゆるめる対応も、不適合を見かけ上減らすだけで工程は改善されません。
一問一答
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