用語解説辞典
QC検定2級試験の重要用語 120語を収録
120語
必要なときに使用できる状態にある割合。可用性ともいい、信頼性と保全性を合わせて評価する指標。
工程や製品に異常が見つかったときに、その場を収めるとともに原因を除去して元に戻す一連の対応。
管理図の点の並び方から工程の異常を見つけ出すために定められた判定基準の集まり。
取り上げる因子が1つだけの実験。水準ごとに繰り返しデータを取り、分散分析で効果を判定する。
合格品質水準のこと。継続的に受け入れられる工程平均の上限として、売手と買手で取り決める不適合品率。
群の平均値と群内の標準偏差を組にしてプロットする計量値の管理図。群の大きさが大きいときに用いる。
2つの母分散の比が1に等しいかを調べる検定。分散分析でも分散比の判定に用いる。
平均修復時間のこと。故障してから修理が完了して使える状態に戻るまでにかかる時間の平均。
平均故障間動作時間のこと。修理して使い続けるアイテムが、故障から次の故障までに動作する平均時間。
ロット許容不適合品率のこと。これ以上悪いロットは高い確率で不合格にしたいという限界の水準。
横軸にロットの不適合品率、縦軸にそのロットが合格する確率をとったグラフ。検査方式の性能を表す。
回帰直線の傾きにあたる値。説明変数が1単位増えたときに目的変数が平均何単位変わるかを表す。
自社の仕事の一部を社外に委託する際に、品質・コスト・納期を確保するために行う管理。
カイ二乗分布を用いる検定の総称。母分散の検定や、分割表による適合度・独立性の検定に使う。
対立仮説が大きい側または小さい側のどちらか一方向だけを主張する検定。棄却域は片方の裾だけに置く。
供給者が行った検査の成績を確認することで、自社での受入検査を省略する方式。
日常管理において、管理項目がその範囲に収まっていれば正常と判断するために定めた許容範囲。
検定統計量がその範囲に入れば帰無仮説を棄却すると決めておく、分布の裾の領域。
品質・コスト・納期などの機能を軸に、部門の壁を越えて横断的に管理する仕組み。
検定において、否定されることを期待して立てる「差がない」という仮説。記号ではH0で表す。
品質保証項目一覧表のこと。各段階で誰が何をどう保証するかを、表の形で明確にしたもの。
品質・コスト・納期という、ものづくりで同時に満たすべき3つの管理要素をまとめた言葉。
全体のばらつきのうち、ある要因が占める割合。どの要因が効いているかの重み付けに使う。
母数が入るであろう範囲を、信頼率をつけて幅で示す推定。95%信頼区間がよく使われる。
2因子の各組合せで2回以上実験を行う方法。交互作用を誤差と分離して評価できる。
不適合品の個数で合否を決める抜取検査のうち、売手と買手の要求をともに満たすよう設計された方式。
測定の目的に合った計測器を選び、正しい状態を維持し、正しく使わせるための一連の管理活動。
寸法や強度などの測定値の平均を使って合否を判定する抜取検査。特性値が正規分布することが前提。
目的変数の全変動のうち、回帰式で説明できる割合。0から1の値をとり、寄与率とも呼ばれる。
本当に差があるときに、その差を正しく検出して帰無仮説を棄却できる確率。1からベータを引いた値。
データから計算し、帰無仮説を棄却するかどうかの判定に用いる統計量。t0やF0などと書く。
2つの因子の組合せによって生じる効果。一方の因子の効き方が、もう一方の水準によって変わる現象。
計測器の示す値と、標準器による正しい値との関係を求めること。ずれの大きさを明らかにする行為。
製造工程で起こりうる故障モードを洗い出し、影響の大きさなどを評価して重点的に対策する未然防止手法。
工程の結果に影響する要因を洗い出し、データを取って要因と特性の関係を明らかにすること。
必要な品質のものを、必要な量だけ、必要な時期に、適正な価格で調達するための管理活動。
整理・整頓・清掃・清潔・躾の頭文字をとった、職場管理の基本となる5つの活動。
顧客の要求が満たされている程度についての、顧客自身の受けとめ方。
ある時点まで動作していたアイテムが、その直後の単位時間に故障する割合。記号はラムダ。
実測値と予測値の差である残差の2乗和が最小になるように、直線や曲線の係数を決める方法。
発生した問題について真の原因を取り除き、同じ原因による問題が二度と起こらないようにすること。
実測値から回帰式による予測値を引いた差。回帰式で説明しきれなかった部分を表す。
検査する単位の大きさが一定のときに、その中に現れる不適合数をプロットする計数値の管理図。
少ない実験回数で必要な情報を効率よく得るために、実験の組み方と解析方法を体系化した手法。
仕事の進め方や技術的な事項について、組織内で共通のきまりを定めて文書化し、守り、見直していく活動。
方針の中で、限られた資源を集中して取り組むと決めた、優先度の高い取り組みテーマ。
平方和などを計算するときに自由に動ける値の個数。記号はファイで、分布表を引く際の鍵になる。
製品を顧客へ出荷する直前に行う検査。市場へ不適合品を出さないための最後の関門となる。
検査員が製造現場を定期的に回って、工程の状態や製品の品質を確認する検査。
不合格とすべき悪い品質のロットが、抜取検査で合格してしまう確率。通常10%程度に設定する。
顧客の潜在的なニーズをつかみ、売れる商品の企画に結びつけるための7つの手法をまとめたもの。
新製品や新工程の立ち上げ直後に、通常より厳しい体制で監視し、安定を確認してから通常管理に移す仕組み。
市場調査から企画・設計・試作・量産準備・量産へ進む一連の流れを、節目ごとに審査しながら進める活動。
故障しにくく、故障しても安全側に働くように、設計の段階で信頼性を作り込む考え方と技法。
方針を展開する過程で、上位者と下位者が目標や方策を話し合って調整すること。キャッチボールともいう。
合格とすべき良い品質のロットが、抜取検査で不合格になってしまう確率。通常5%程度に設定する。
すでに起きた不適合について、その原因を除去し、再び起こらないようにするための処置。
設備を計画・導入し、保全して能力を維持し、更新するまでの一生を通じて管理する活動。
帰無仮説が正しいのに、それを棄却してしまう誤り。あわてものの誤りとも呼ばれ、確率はアルファ。
同じ対象について処理前後などを測った2組のデータで、その差の平均が0かどうかを調べる検定。
帰無仮説が誤っているのに、それを棄却できない誤り。ぼんやりものの誤りとも呼ばれ、確率はベータ。
帰無仮説が棄却されたときに採択される仮説で、本当に主張したい内容を表す。記号ではH1で表す。
1つの説明変数から目的変数を予測する直線の式を求め、その当てはまりを評価する手法。
工程の途中で行う検査。不適合品を次の工程へ送らないために、要所となる工程間で実施する。
母集団の分布がどんな形でも、サンプルサイズが大きくなれば標本平均の分布は正規分布に近づくという定理。
どれか1つでも故障すると全体が機能しなくなる構成での信頼度。各要素の信頼度の積で求める。
どの2列を取り出しても水準の組合せが同数ずつ現れるように作られた表。多因子を少ない回数で調べられる。
変更点と変化点に絞って心配点を議論する設計レビューの手法。故障モードに着目した設計審査ともいう。
総合的品質管理のこと。全部門・全階層が参加して、経営目標の達成を品質を軸に進める活動。
母標準偏差が未知のときに、母平均に関する仮説を検定する方法。t分布を用いて判定する。
全員参加の生産保全のこと。設備の効率を最大にすることを目指し、生産システム全体を対象に進める活動。
母平均や母分散などの母数を、標本から計算した1つの値で推定すること。
規格を外れているが、用途上支障がないと判断し、権限者の承認を得て使用や出荷を認めること。特採ともいう。
経営トップが自ら現場に出向き、方針の展開状況や課題を確認して助言・指示を行う活動。
製品や部品について、いつどこで何を使ってどう作られたかを、記録によってたどれるようにしておくこと。
組織が自らの品質マネジメントシステムについて、計画的に実施する第一者監査。
なぜを繰り返して原因を掘り下げ、対策すべき真の原因にたどり着くための分析手法。
因子を2つ取り上げ、それらの組合せすべてについて実験する方法。繰り返しの有無で解析が変わる。
故障率の時間変化を表す、浴槽の断面のような形をした曲線。3つの期間に分けて考える。
改善で得られた良い状態が元に戻らないよう、標準化と定着によって固定すること。
製造物責任防御のこと。事故や訴訟が起きた場合に備え、損失を最小限に抑えるための備えと対応。
製造物責任予防のこと。事故を起こさない製品を作り、責任問題そのものを未然に防ぐ活動。
帰無仮説が正しいと仮定したとき、観測された検定統計量以上に極端な値が得られる確率。
品質に関する活動や仕組みが定めどおりに実施され、有効に機能しているかを客観的に調べて評価すること。
品質に関する考え方・手法・技能を全員に身につけさせ、実践できるようにするための計画的な教育訓練。
品質を確保するために要する費用と、品質が悪いために生じる損失を合わせてとらえた費用の概念。
検査で不良を選別するのではなく、工程の条件管理によって良品だけを生み出すという基本的な考え方。
顧客の要求を言葉で整理した要求品質と、技術的な品質特性とを二元表で対応づけたもの。
トップマネジメントが正式に表明する、品質に関する組織の全体的な意図と方向づけ。
品質マネジメントの土台となる7つの考え方。国際規格の要求事項を貫く基本思想として示されている。
品質方針にもとづいて、部門や階層ごとに設定される、達成すべき具体的な到達点。
実験の信頼性を確保するための3つの基本原則。繰り返し・無作為化・局所管理をいう。
仕事を、インプットをアウトプットに変えるプロセスの連なりととらえ、その関連ごと管理する考え方。
工程そのものの管理によって、良い製品が生み出されることを保証しようという考え方と活動の総称。
互いに独立な変数の和や差の分散は、それぞれの分散の合計になるという性質。
データ全体のばらつきを要因ごとの変動と誤差の変動に分解し、要因の効果が有意かを判定する手法。
要因ごとの平方和・自由度・平均平方・分散比を1つの表にまとめたもの。分散分析の結論を示す様式。
データ全体の総平方和を、要因ごとの平方和と誤差平方和に分けること。分散分析の出発点となる計算。
どれか1つでも動いていれば機能する冗長構成での信頼度。1から全要素が同時に故障する確率を引いて求める。
工程の条件が変わる場面をあらかじめ洗い出し、重点的に監視して不具合の発生を防ぐ管理。
一定の大きさの中で、まれに起こる事象の発生件数が従う離散分布。平均と分散が等しいのが特徴。
上位の方針を下位の組織へ順に具体化し、各部門の重点課題・目標・方策に落とし込んでいくこと。
うっかりミスが起きないように、あるいは起きても不良にならないように、工程に組み込む仕掛け。
不具合モードと工程を縦横に並べた表で、発生防止と流出防止の強さを評価する手法。QAネットワークともいう。
不適合品率が基準値と異なるか、2工程間で差があるかを、正規分布への近似を使って調べる検定。
独立した2つの母集団の平均に差があるかどうかを調べる検定。等分散かどうかで手順が分かれる。
トップマネジメントが定期的に品質マネジメントシステムを見直し、その適切性・妥当性・有効性を評価すること。
問題が実際に起こる前に、起こりうる事象を予測して原因を取り除いておくこと。
品質情報や過去の実績にもとづいて、サンプルの試験を省略し、書類の確認などで合否を判定する方式。
母相関係数が0であるという帰無仮説を検定し、2変数に相関があるといえるかを判定する方法。
現場の改善で取り除くべき3つの状態。3ムとも呼ばれ、生産性と品質の両面を損なう要因になる。
帰無仮説が正しいのに棄却してしまう確率の上限として、あらかじめ決めておく基準。通常は5%または1%。
検査する単位の大きさが群ごとに変わるときに、単位あたりの不適合数をプロットする管理図。
起こる可能性のある不適合について、その原因をあらかじめ除去しておく処置。
人・機械・材料・方法という4つの要素に変更があるとき、事前の審査と事後の確認を義務づける仕組み。
実験の場をブロックに分け、各ブロック内で全水準を無作為な順序で実施する実験の組み方。
目的の達成を妨げる不確かさを洗い出し、評価し、対応を決めて管理していく一連の活動。
不具合が発生してしまった場合に、それを後工程や顧客へ流さないよう食い止める対策。
同じ条件で作られた、ひとまとまりの製品や材料の集まり。品質管理や検査の単位となる。
寿命データの解析に広く使われる分布。形状パラメータmの値によって3つの故障期を表し分けられる。