問題
製造物責任に関する企業の活動である製造物責任予防(PLP)と製造物責任防御(PLD)の区分として、最も適切なものはどれか。
選択肢
- 1PLPは事故が起きた後に被害や損害の拡大を抑える活動、PLDは事故そのものを未然に防ぐ活動である。
- 2PLPもPLDも同じ活動を指しており、企業によって呼び方が違うだけである。
- 3PLPは安全設計や警告表示・取扱説明書の充実などで事故そのものを未然に防ぐ活動、PLDは万一の事故に備えて設計・製造の記録の保存や回収体制・保険・相談窓口の整備などで損害の拡大を抑える活動である。
- 4PLPは製品の販売価格を下げる活動、PLDは広告で製品の安全性を宣伝する活動である。
正解
3. PLPは安全設計や警告表示・取扱説明書の充実などで事故そのものを未然に防ぐ活動、PLDは万一の事故に備えて設計・製造の記録の保存や回収体制・保険・相談窓口の整備などで損害の拡大を抑える活動である。
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解説
製造物責任への企業の備えは、事故を起こさないための活動と、万一起きたときに損害を最小限にするための活動に分けて考えます。前者が製造物責任予防(PLP)で、予見される誤使用まで想定した安全設計、警告表示や取扱説明書の充実、部材や工程の品質確保などが中心です。後者が製造物責任防御(PLD)で、欠陥がなかったことを示せる設計・製造・検査の記録の保存、不具合情報を早くつかむ相談窓口、迅速な回収や修理の体制、賠償に備えた保険などが該当します。二つを入れ替えた説明や、同じ活動とする説明は、未然防止と事後対応という段階の違いを取り違えています。価格の引き下げや安全性の宣伝は、責任への備えそのものではありません。PLPを土台としつつ、PLDで万一に備えるのが実務の姿です。
一問一答
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