問題
精密部品の外径のヒストグラムに、規格上限(SU)と規格下限(SL)の線を重ねたところ、分布全体が規格の範囲内に十分収まり、規格限界との間に左右とも余裕がありました。この状態の解釈として、もっとも適切なものをひとつ選べ。
選択肢
- 1分布が規格内に余裕をもって収まっており、工程能力は高く不適合品はほとんど出ないと考えられる。
- 2ばらつきが規格幅より大きく、多くの不適合品が出ている。
- 3分布の中心が規格の片側に大きく寄っており、早急な中心調整が必要である。
- 4ヒストグラムに規格線を重ねても、品質の判断には使えない。
正解
1. 分布が規格内に余裕をもって収まっており、工程能力は高く不適合品はほとんど出ないと考えられる。
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解説
ヒストグラムに規格線を重ねると、工程のばらつきと規格幅の関係が一目でわかります。分布全体が規格の内側に収まり、上限・下限との間に左右とも余裕がある状態は、工程のばらつきが規格幅に対して十分小さいことを示します。この場合、当面は規格外の不適合品はほとんど発生せず、工程能力は高いと判断できます。ばらつきが規格幅より大きく多くの不適合が出ているという説明は、はみ出しがある状態の説明であり本問と合いません。中心が片側に大きく寄って調整が必要という説明も、左右に余裕がある状態とは矛盾します。規格線を重ねる手法はまさに規格に対する工程の姿を判断するためのものなので、判断に使えないという説明も誤りです。分布の位置とばらつきの両面から工程を評価しましょう。
一問一答
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