問題
ある工程で、工程平均が規格中心からずれた結果、不適合品率が約0.3%から約2.3%へ増えました。標準偏差σは変わっていません。とるべき対策として、もっとも適切なものをひとつ選べ。
選択肢
- 1ばらつきσが大きくなったことが原因なので、σを小さくする対策を最優先する。
- 2工程平均が規格中心からずれて片側の不適合が増えたので、まず工程平均を規格中心へ戻す調整を行う。
- 3不適合率が増えたのは偶然なので、特に対策は必要ない。
- 4規格の上限を広げれば、根本的に解決する。
正解
2. 工程平均が規格中心からずれて片側の不適合が増えたので、まず工程平均を規格中心へ戻す調整を行う。
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解説
不適合品率が増えた原因は、標準偏差σが変わっていない以上、ばらつきの拡大ではなく工程平均が規格中心からずれたことにあります。平均がずれると分布全体が片側へ寄り、規格に近い側からはみ出して片側の不適合が急増します。したがって、まず行うべき対策は工程平均を規格中心へ戻す調整です。σは変わっていないので、σを小さくする対策を最優先とするのは原因の取り違えです。不適合率が数倍に増えているのを偶然と片付けて対策しないのは不適切です。規格の上限を広げるのは、品質要求そのものを勝手に緩めることであり、工程の問題を解決したことにはなりません。工程能力を評価するときは、ばらつきの大きさと中心の位置の両面を見て、どちらに手を打つべきかを見きわめることが重要です。
一問一答
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