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民事訴訟法難易度: 標準2022年度

司法書士 過去問民事訴訟法 第17問

問題

訴訟記録の閲覧等に関する次のアからオまでの記述のうち、正しいものの組合せは、後記 1 から 5 までのうち、どれか。 ア 和解調書については、当事者及び利害関係を疎明した第三者でなければ、裁判所書記官に対し、その閲覧を請求することができない。 イ 公開を禁止した口頭弁論に係る訴訟記録については、当事者及び利害関係を疎明した第三者でなければ、裁判所書記官に対し、その閲覧を請求することができない。 ウ 利害関係のない第三者は、裁判所書記官に対し、訴訟記録の謄写を請求することができない。 エ 訴訟記録の閲覧の請求を拒絶した裁判所書記官の処分に対しては、即時抗告をすることができる。 オ 判決書については、当事者の私生活についての重大な秘密が記載されており、かつ、第三者が当該秘密が記載された部分の閲覧等を行うことにより、その当事者が社会生活を営むのに著しい支障を生ずるおそれがある場合であっても、当該秘密が記載された部分の閲覧の請求をすることができる者を当事者に限ることはできない。

選択肢

  1. 1アウ
  2. 2アオ
  3. 3イウ
  4. 4イエ
  5. 5エオ

正解

3. イウ

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解説

正解は「イウ」(正しいものの組合せ)。訴訟記録の閲覧は原則として何人にも認められるが、謄写等はより限定されている。 ア=誤り。何人も、裁判所書記官に対し、訴訟記録の閲覧を請求することができる(民事訴訟法91条1項)。和解調書もこの原則に従い、当事者や利害関係を疎明した第三者に限られない。裁判の公開の要請に由来する規律である。根拠:民事訴訟法91条1項 イ=正しい。公開を禁止した口頭弁論に係る訴訟記録については、当事者及び利害関係を疎明した第三者に限り、閲覧の請求をすることができる(民事訴訟法91条2項)。公開停止の実効性を確保する趣旨である。根拠:民事訴訟法91条2項 ウ=正しい。訴訟記録の謄写、その正本・謄本・抄本の交付等を請求することができるのは、当事者及び利害関係を疎明した第三者に限られる(民事訴訟法91条3項)。閲覧が何人にも認められるのと異なり、記録の複製にはより強い利害関係が要求されている。根拠:民事訴訟法91条3項 エ=誤り。裁判所書記官の処分に対する不服申立ては、その裁判所書記官の所属する裁判所に異議を申し立てる方法による(民事訴訟法121条)。即時抗告によるのではない。根拠:民事訴訟法121条 オ=誤り。訴訟記録中に当事者の私生活についての重大な秘密が記載され、かつ、第三者がその部分の閲覧等を行うことによりその当事者が社会生活を営むのに著しい支障を生ずるおそれがあるときは、裁判所は、申立てにより、当該部分の閲覧等を請求することができる者を当事者に限る決定をすることができる(民事訴訟法92条1項1号)。判決書もこの制限の対象となり得る。根拠:民事訴訟法92条1項 以上より、正しいのはイとウであり、正解は「イウ」となる。(出典: 令和4年度 司法書士試験 午後の部 第2問)

一問一答

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