問題
選択肢
- 1アウ
- 2アオ
- 3イエ
- 4イオ
- 5ウエ
正解
1. アウ
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解説
正解は「アウ」(正しいものの組合せ)。 ア=正しい。囲繞地通行権は袋地の所有権に付随してこれと一体不可分の関係にある法定の権利であり、対抗問題を生ずるものではない。したがって袋地の所有権を取得した者は、所有権移転の登記を備えていなくても囲繞地の所有者に対して通行権を主張することができる(最判昭和47年4月14日)。根拠:民法210条 イ=誤り。自動車による通行を前提とする囲繞地通行権の成否及びその具体的内容は、他の土地について自動車の通行を認める必要性、周辺の土地の状況、その土地の所有者が被る不利益等の諸事情を総合考慮して判断すべきである(最判平成18年3月16日)。徒歩で公道に出入りできるからといって、およそ自動車通行を前提とする通行権が認められないわけではない。根拠:民法210条・211条 ウ=正しい。通行の場所及び方法は、通行権者のために必要であり、かつ、他の土地のために損害が最も少ないものを選ばなければならない(民法211条1項)。通行権者の必要と囲繞地所有者の負担との調和を図る趣旨である。根拠:民法211条1項 エ=誤り。共有物の分割又は土地の一部譲渡によって袋地が生じた場合の残余地に対する通行権(民法213条)は、袋地に付着した物権的権利であり、残余地について特定承継が生じても消滅しない(最判平成2年11月20日)。根拠:民法213条 オ=誤り。同一の所有者に属する土地の一部が譲渡されたことにより袋地が生じたときは、袋地の所有者は他の分割者の所有地(残余地)のみを通行することができ、これに対して償金を支払うことも要しない(民法213条2項・1項)。残余地以外の囲繞地を通行することはできないから、乙土地以外の囲繞地について通行権を有することがあるとする点が誤りである。根拠:民法213条 以上より、正しいのはアとウであり、正解は「アウ」となる。(出典: 令和5年度 司法書士試験 午前の部 第8問)
一問一答
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