問題
選択肢
- 1恒常所得仮説
- 2ライフサイクル仮説
- 3絶対所得仮説
- 4相対所得仮説
正解
1. 恒常所得仮説
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解説
人は一時的な収入の増減ではなく、長い目で見て平均的に得られる「恒常的な所得」に基づいて消費を決める——こう考えるのが恒常所得仮説です。経済学者フリードマンが提唱しました。所得を「恒常所得(安定して見込める分)」と「変動所得(たまたまの臨時収入や損失)」に分けて考えるのがポイントです。 具体例で腹に落としましょう。宝くじで100万円が当たったとして、その月にいきなり消費を100万円増やす人はまずいません。多くは貯蓄に回したり、将来にわたって少しずつ使ったりします。これは宝くじが一時的な変動所得であり、人々は「これからずっと続く所得(恒常所得)」が増えたわけではないと理解しているからです。逆に昇進して給料がずっと上がる場合は、恒常所得が増えたと判断して消費を大きく増やします。つまり、消費は変動所得にはあまり反応せず、恒常所得に強く反応するというわけです。これは「今期の所得が増えればその分すぐ消費も増える」と考える単純なケインズ型消費関数への有力な修正です。 似た仮説との区別が頻出です。ライフサイクル仮説は、人は一生涯(若年・働き盛り・老後)を見通して、生涯所得を平準化するように消費・貯蓄すると考える理論。絶対所得仮説はケインズの考えで、今期の所得水準が消費を決めるとするもの。相対所得仮説は他人との比較や過去の消費水準(習慣)が影響するとする理論。『恒常的な所得に基づいて消費が決まる』のは恒常所得仮説です。
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