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経済学・経済政策難易度: 易

中小企業診断士 一問一答|経済学・経済政策 第239問

問題

一時的な所得変動ではなく恒常的な所得に基づいて消費が決まるとする仮説を何というか?

選択肢

  1. 1恒常所得仮説
  2. 2ライフサイクル仮説
  3. 3絶対所得仮説
  4. 4相対所得仮説

正解

1. 恒常所得仮説

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解説

人は一時的な収入の増減ではなく、長い目で見て平均的に得られる「恒常的な所得」に基づいて消費を決める——こう考えるのが恒常所得仮説です。経済学者フリードマンが提唱しました。所得を「恒常所得(安定して見込める分)」と「変動所得(たまたまの臨時収入や損失)」に分けて考えるのがポイントです。 具体例で腹に落としましょう。宝くじで100万円が当たったとして、その月にいきなり消費を100万円増やす人はまずいません。多くは貯蓄に回したり、将来にわたって少しずつ使ったりします。これは宝くじが一時的な変動所得であり、人々は「これからずっと続く所得(恒常所得)」が増えたわけではないと理解しているからです。逆に昇進して給料がずっと上がる場合は、恒常所得が増えたと判断して消費を大きく増やします。つまり、消費は変動所得にはあまり反応せず、恒常所得に強く反応するというわけです。これは「今期の所得が増えればその分すぐ消費も増える」と考える単純なケインズ型消費関数への有力な修正です。 似た仮説との区別が頻出です。ライフサイクル仮説は、人は一生涯(若年・働き盛り・老後)を見通して、生涯所得を平準化するように消費・貯蓄すると考える理論。絶対所得仮説はケインズの考えで、今期の所得水準が消費を決めるとするもの。相対所得仮説は他人との比較や過去の消費水準(習慣)が影響するとする理論。『恒常的な所得に基づいて消費が決まる』のは恒常所得仮説です。

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