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経済学・経済政策難易度: 易

中小企業診断士 一問一答|経済学・経済政策 第240問

問題

短期の供給曲線は費用曲線のどの部分に該当するか?

選択肢

  1. 1AVC最小点以上のMC曲線
  2. 2AC最小点以上のMC曲線
  3. 3MC曲線全体
  4. 4AVC曲線

正解

1. AVC最小点以上のMC曲線

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解説

企業の短期供給曲線は、限界費用(MC)曲線のうち「平均可変費用(AVC)の最小点より上の部分」です。つまりMC曲線全体ではなく、操業停止点(AVCの底)から上だけを切り取ったものが供給曲線になります。 なぜそうなるのか、2段階で理解しましょう。第一に、企業は利潤が最大になるように「価格=MC」となる量を選びます。価格が与えられると、その高さでMC曲線と交わる点の生産量を供給するので、MC曲線が供給量を教えてくれます。第二に、しかし価格があまりに低いと操業をやめた方がマシになります。価格がAVCの最小値を下回ると、作るほど変動費すら回収できず損が膨らむため、企業は生産をゼロにします(操業停止)。したがって、供給するのは価格がAVC最小点以上のときだけ。結果として、AVC最小点より上のMC曲線が短期供給曲線になるのです。 他の選択肢との違いが大事です。「AC最小点以上のMC曲線」は誤り——AC(平均費用)の最小点は損益分岐点であって操業停止の基準ではありません。価格がAVCは上回るがACは下回る範囲では、赤字でも固定費の一部を回収できるので操業を続け、供給を行います。だから基準はACではなくAVCです。「MC曲線全体」は操業停止する低価格域まで含んでしまうので不正確、「AVC曲線」そのものは供給曲線ではありません。正解は『AVC最小点以上のMC曲線』です。

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