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経済学・経済政策難易度:

中小企業診断士 一問一答経済学・経済政策 第281問

問題

逆選択を防ぐために、情報を持つ側が自ら情報を開示する行為を何というか?

選択肢

  1. 1シグナリング
  2. 2スクリーニング
  3. 3モニタリング
  4. 4インセンティブ設計

正解

1. シグナリング

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解説

売り手と買い手で持っている情報に差がある(情報の非対称性)と、質の悪いものばかりが市場に残る逆選択が起きがちです。これを防ぐために、よく知っている側=情報を持つ側が、自分から進んでその情報を相手に示す行為が「シグナリング」です。 代表例が就職活動での学歴や資格。求職者は自分の能力を知っていても、採用側にはわかりません。そこで「難関大学を卒業した」「この資格を取った」といった目に見える証拠を示すことで、「自分はちゃんと努力できる人材ですよ」と能力の高さを伝えるわけです。これがスペンスのシグナリング理論。中古車に保証をつける、企業が配当を出して財務の健全さを示す、なども同じ発想です。ポイントは、能力の低い人にはマネしにくい(コストが高くて割に合わない)証拠であってこそ、シグナルとして信用される点です。 混同しやすいのがスクリーニング。これは逆に、情報を持たない側(採用側・保険会社など)が、相手に複数の選択肢を示して自己申告させ、選ばせることで相手のタイプを見分ける仕組み(例:免責額の違う保険プランを用意してリスクの高低を選別する)。「情報を持つ側が自分から示す=シグナリング」「情報を持たない側が見分ける=スクリーニング」と向きで区別しましょう。モニタリングは契約後に相手の行動を監視してモラルハザードを防ぐ手段で、これも別概念です。

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