問題
選択肢
- 1貨幣の時間価値を考慮しない
- 2計算が複雑
- 3キャッシュフローを使わない
- 4リスクを過大評価する
正解
1. 貨幣の時間価値を考慮しない
詳しい解説を見る解説を閉じる
解説
回収期間法は、投資した資金を何年で回収できるか(毎期のキャッシュフローで元を取れるか)を見る、シンプルで直感的な投資評価の方法です。ただし大きな欠点があり、それは『貨幣の時間価値を考慮しない』ことです。1年後の100万円も5年後の100万円も同じ100万円として単純に足し合わせてしまうため、お金の“今の価値”の違いを無視してしまいます。 かみくだくと、本来は将来のお金ほど価値が目減りする(今もらえば運用できるしリスクもない)はずなのに、回収期間法はそこを割り引かずに額面のまま積み上げて回収年数を出します。たとえば投資300万円を毎年100万円ずつ回収するなら回収期間は3年、と計算しますが、3年後の100万円は本当は今の100万円より価値が低いのに、その点が反映されません。さらに、回収し終わった後に生まれるキャッシュフロー(4年目以降の儲け)を一切評価しない、という欠点もあります。 他の選択肢が誤りな理由も確認しましょう。回収期間法はむしろ『計算が単純』なのが特徴で、複雑ではありません。『キャッシュフローを使わない』も逆で、回収期間法はキャッシュフローを用います。『リスクを過大評価する』というのも当たりません。最大の弱点は“時間価値を無視する点”で、そこを補うのがDCF法やNPV法だと押さえてください。
中小企業診断士トップ
一問一答・予想問題・まとめノート