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財務・会計難易度:

中小企業診断士 一問一答財務・会計 第369問

問題

圧縮記帳とは何か?

選択肢

  1. 1国庫補助金等で取得した資産の帳簿価額を減額して課税を繰り延べる処理
  2. 2資産を時価まで減額する処理
  3. 3減価償却を加速する処理
  4. 4資産を除却する処理

正解

1. 国庫補助金等で取得した資産の帳簿価額を減額して課税を繰り延べる処理

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解説

「圧縮記帳」とは、国や自治体から補助金(国庫補助金など)をもらって固定資産を取得したときに、その資産の帳簿価額を補助金の分だけ減らして(圧縮して)計上し、税金を払うタイミングを将来に先送りする処理のことです。なぜこんな仕組みが必要なのでしょうか。補助金を受け取ると、それは会社にとって収益(益金)になり、そのままだと法人税がかかってしまいます。せっかく設備投資を後押しするためにもらった補助金なのに、すぐ税金で持っていかれては、補助の効果が薄れてしまいますよね。そこで、補助金に相当する金額だけ資産の帳簿価額を引き下げる(圧縮損を計上する)ことで、補助金による利益と相殺し、取得した年度の課税を抑えるのです。ただし注意したいのは、これは税金を「免除」しているのではなく「繰り延べている」だけだという点です。帳簿価額を圧縮すると、その資産の今後の減価償却費は小さくなります。すると将来の費用が減る分、将来の利益・税金が増えるので、トータルで見れば税負担は変わりません。あくまで支払いの時期を後ろにずらしているだけ、と理解しましょう。「資産を時価まで減額する処理」は減損や評価減のことで目的が違い、「減価償却を加速する処理」や「資産を除却する処理」も圧縮記帳とは無関係です。

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